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「ごちゃまぜ演奏会」 明石誠一

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今回で5回目となりました「雑木林の演奏会」〜そらと、みどりと、おんがくと〜。

埼玉県三芳町にある雑木林を活用した演奏会です。広さはおよそ2000㎡(約600坪)。300年前に農家の暮らしに必要な落ち葉、燃料、防風、治水の目的で植えられたのがはじまり。落ち葉や薪は今ではあまり使われなくなりましたが、ここの落ち葉はまだ現役で利用されています。

音楽のチカラはすごいですね。

音楽や雑木林が好きな人が集まる空間。同じ場所、同じ自然の中、同じ音楽を聴いているのに、同じ自然はどこにも無い。それぞれが受ける風も木漏れ日も、景色も・・・、時間とともに常に変化し続けている。一体感があるのに、みんな思い思いにその場所にいる。

こういう空間はここでしか見たことない。

薪を運び続ける子どもたち、火の周りが好き。おじいちゃんが薪を入れる仕草を真似している。

木のおもちゃは大人も小さいお子さんもじっくり味わいながら遊んでいる。

音楽を聴きながら踊っている人。

ホットチョコレートを買うために、財布を取りに帰った小学生たち。

ハンモックをブランコがわりに揺れて、落っこちている子。

かけっこしている子。サッカーしている子。

みんな違うから、違っていても大丈夫な場所は居心地がいい。子どもたちがこの記憶を持って、感覚を使って、あるがままのごちゃまぜな暮らしをおくっていって欲しいと思います。


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