恋の"かさぶた"
ふと、恋愛について語りたくなったので思うままにつづってみる。
完全に私見であり主観である。
まとまりも何にもないけど、語りたくなった。
数や長さを評論する人
よく恋愛経験で、数や長さにこだわる人がいる。(完全に私見であるが、そういう人ほど素敵な恋愛をしていなかったりする。)
実は中学校の頃からそんなことをずっと想っていた。
冒頭にも述べたが、数や期間にこだわっている人ほど、体裁を気にしていたり、情熱的な恋愛をしていなかったりした。
あまり友達として遊んだことがないけれど、はじめて「告白がすべてだ」と思わせてくれた人も、短くて情熱的に燃えたお付き合いをした人も、
1年以上お互いの価値観を擦り合わせて付き合ってきた人も、
付き合ってと言わないけれど、恋仲のような関係を続けた人も、
何度も何度も繰り返し私に告白してくれた人も
どの経験も全く無駄だったなんて思わないし、黒歴史だなんて思わない。
どれもふとした時に思い出すし、付き合ってくれた人にも、好きでいてくれた人にも、好きでいさせてくれた人にも、みんなに感謝してる。心から。
ただ未練は全くなく、どうしているのかな?元気にしているかな?と思う時がある、というような感じだ。
そういう経験を積み重ねて、
自分が本当に相手に求めるものを知れたり、沢山の素敵な価値観を吸収できたり、時には相手の価値観を受け入れる難しさを知れた。
北海道から九州まで全国の素敵な場所を知れたり、素敵な音楽を知れたり、興味の無かった本に出会えたり、映画を観たり、素敵な友人に出会えたり、素敵なお酒に出会えた。
会えない時ズキンズキンとどうしようもないくらいの切ない気持ちを知れたり、照れてしまったり、嫉妬でコントロールできなくなってしまう感情にも向き合えたり。
言葉だけでなく、体のふれあいでコミュニケーションが出来ることも知れた。
それは、1人の人と長く向き合っていることや、出会いや別れを繰り返して知れることや、熱い熱い恋愛をして知れることや、いろんな学び方があるんだと思う。
数が少ないから、多いから、期間が長いから、短いからではない。
他の人のモノサシでは測れないような、自分の真剣さ、なのだと思う。
傷を負ってかさぶたになるまで
そして、真剣だから故に、失恋をするときや別れの際には傷を負う。
そんな中で、私は、恋愛時には”傷”を負って、それが”かさぶた”になっていくプロセスを知れて良かったとも思う。傷を負った者にしか、傷の癒し方・治り方は分からないのだ。
転んだ傷は、治りかけが一番かゆいように、恋の擦り傷も、治りかけが一番かゆい。
恋のかさぶたは急いでかきむしると、また血が出てしまう。治りがかえって遅くなってしまう。そんなことは分かってるんだけど、ついついむしり取りたくなってしまう時がある。
かさぶたを無理に剥がそうとする時もあるし、傷がかさぶたになってすぐにきれいな肌に戻る時もある。治ったと思ったのに、時々うずいて、はがゆさに負けて無理矢理剝がしてしまうことだって誰だってあるのではないかな。
傷の深さの分だけ、治るのにも時間がかかるのは仕方ない。
ただ、他人のかさぶたや傷をぶり返すような人は、本当にデリカシーに欠ける。
互いの恋愛観を受け入れる、ゆとりのある友達が好き
ふと思い出したが、
中学校の同級生から「付き合ってもないのに、2人で男女で遊ぶ理由が分からない、私は絶対にそんなことはしない!」と言われたことを思い出した。
だけど、その子は、高校になってから、付き合っていない男の子と2人でデートしたことを自慢げに私に語ってきたのだ。
そういえば、無意識に、その子には自然と恋愛の話をしなくなったな。
(嫌いとか信頼していないとかじゃないけど、無意識に恋愛話をしなくなった。)
今考えると、やっぱり、自分の恋愛を自分らしくまっとうしている子や、自分の恋愛観を押し付けない子と恋愛話を沢山してきたんだなあと気付くし、これからもそうしていきたい。
余裕が無く、かつ恋愛話を自分と大して、してこなかった人に限って、
破局の際に、「なんで別れちゃったの?もったいない。」「別れてからすぐ付き合うなんて…」「別れて正解だったと思うよ」「絶対あなたにはあの人は合わなかったよ」と色んな言葉を言ってくる。
経験は第三者に評価されるものではない
私は、人の恋愛観なんて変わっていくものだと思っているし、ピッタリ合う人なんていないのだと思う。
さらに、自分をはじめ、恋愛観は人それぞれだとも思っているから、人に押し付けるようなことはしたくない。
アドバイスを求められたら、自分の経験則から自分の想いを伝えるが、押し付けはしない。
ただ、一つだけ言えるのは、
経験は、第三者が無駄だったなんて決めるものではなく、
”自分がプラスにしていけるか、マイナスにしていけるか″なんだと思う。
これは揺らがないかな。
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