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【謹賀新年】アレンジおせち料理のすすめ

年が明けた。
テレビから「ゆく年くる年」の除夜の鐘が聴こえてきて、夫と新年の幕開けに乾杯した。
また無事に新しい年を迎えられたことに感謝する。

大晦日は朝から買い物に行き、午後からおせち作りを開始。夕方にはいったんやめて、今度は年越しそば作り。夫とそばを食べながら2時間ほど休憩し、その後また1時間ほどおせちを作って、なんとか完成。

翌朝、仕上げと盛り付けをした。

「あけましておめでとうございます!!」

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私は子供の頃、おせち料理が嫌いだった。今も、いわゆる古典的なおせち料理はあまり好きではないし、夫も「あれはいらん」「これは好き」と好みがうるさい。
そこで、おせち料理は縁起物だから、使用する食材を守って、自分なりにアレンジを利かせるようにしている。
そもそも二人家族で、三段に詰めたところで食べきれないので、重箱は使わない。

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たとえば、「紅白なます」は好きじゃないので、鶏や鮭を使って南蛮漬けにする。今年は鶏むね肉を使い、にんじんと玉ねぎで紅白にした。
田作り(ごまめ)はアーモンドとくるみを砕いて混ぜる。こうすると良いおつまみになる。
栗きんとんは甘すぎていつも残してしまうので、砂糖はほとんど入れず、ラップで茶巾絞りのようにして、栗の甘煮をトッピング。

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昆布巻きは鶏むね肉を巻く。こうするとあっさりして美味しく、いくらでも食べられる。
いつも「ちらし寿司」か「手毬寿司」を作るのだが、今年は「手毬寿司」にした。

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お煮しめは、あまり人気がないのでたくさんは作らない。特にゴボウがなくならないので、ゴボウだけ別にして甘辛く炊いている。
今回はやらなかったが、れんこんはオリーブオイルで炒めてクリームチーズで和えて黒コショウを振るという、洋風にアレンジすることもある。
「梅型」がないので、にんじんを抜くのはいつも「桜型」になっているが、それもまあ、お愛想ということで(笑)。

そして、この煮しめが残ると、衣をつけて揚げて天ぷらにする。味付けした根菜の天ぷらって本当に美味しくて、筑前煮などでもよくやる。(揚げ物大王の夫も大好きで「とにかく揚げてくれ!」と言う)
煮物系が残った時は、ぜひぜひお試しを。

アレンジおせちはお酒にも合うし、お子さんも食べやすいのではないかなと思う。

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ちなみに、お雑煮は、いつも言うとびっくりされるのだが、丸餅の中に「あんこ」が入っている。
私の両親は香川県出身で、「あん餅」を入れるのが一般的。私は子供の頃からこれしか食べたことがなかったので、「お雑煮」というのはそういうものだと思って育った。
ある程度大人になって、地域や家庭によって使う出汁や味噌、お餅の形状(丸餅か切り餅か、煮るのか焼くのか)、入れる具材などがまったく違うことを知った。「あん餅が入っていない雑煮がある」ということは衝撃だったが、それを聞いた人は私以上に「あん餅?!」と衝撃を受けていた。

夫も最初は「あん餅?!気持ち悪い~」と嫌がっていたが、「騙されたと思って食べてみてよ」と勧めてみると、一口食べて「おいしい!」と。
それ以来、我が家のお雑煮はずっとあん餅だ。
「あんこ」と「味噌」というのは意外に合うのだ。

そして、新年のお酒は「開運」「ちえびじん」。ここ数年はだいたいこの2本を揃えるようにしている。

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静岡県(土井酒造場)「開運」は私の一番好きなお酒で、それもこの時期にしか飲めない「開運 無濾過純米 山田錦」が大好きだ。
今年も期待を裏切らず、一口でしびれた。

「ちえびじん」大分県(中野酒造)のお酒で、こちらもこの時期だけ紅白市松模様のおめでたいラベルの「純米大吟醸」が登場する。ラベルが可愛いので、お年賀として人にあげても喜ばれる。うすにごりでフレッシュ。こちらもおいしい。

ちなみにこの「ちえびじん」の裏ラベルのコピーは私が監修させていただいたものだ。

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2022年、皆様の日常にも「晴れの日」がたくさんありますように!
今年もよろしくお願いします。


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