名前にこだわれ!!つい買いたくなる名前を考えよう。
いつもはただボーっと聞いている彼女の化粧品コーナーでの解説の中で、私はあるひとつのリップにとてつもない興味を抱いた。
それが、マキアージュのドラマティックエッセンスルージュだ。
こちらをご覧いただきたい。
「7センチのヒールで」
、、、、、。
7センチのヒールで!?!?!?
お。。。おしゃれすぎる。。。
私が想像していたそういうモノの名前ってせいぜい「ナントカレッド」とかあっても「ナントカフラワー」くらいのものだと思っていた。
それが、「7センチのヒールで」だ。
その他にもこのシリーズには
「無邪気な誘惑」や「また合う約束」、「かけひきの瞬間」なんかがある。
前々から、化粧品なんてどれも同じじゃろ。なんて思っていた私のことだ。別にそのリップの色味の違いとかなんかはよくわからない。
それでも、こんなおしゃな名前があるんだぁ、、、という体験はとても面白いものとなった。
化粧品に限らず、最近は世界が製品をおしゃな名前にして買わせようとしている気がするんですよ。
例えば万年筆なんかに使われるインク。
かつて文房具を大量に集めていた私は、パイロットが出しているとあるインクのせいで危うくインク沼とやらにハマりそうになったのです。。。
それが、「色彩雫(いろしずく)」シリーズ。
「色彩」に「雫」と書いて、「いろしずく」ですよ!?!?これは危ない。
日本の美しい情景を創造されたこのシリーズは、使い心地もさることながら、名前がとにかくおしゃれなんです!!!
それがこちら。
こんなん手に取るに決まってるじゃん。。。
ちなみにミニボトルで好きな3色を選ぶことができるセットも販売されています。↓↓↓
とにかく名前に惹かれてモノを買ってしまう私。
ましてや元から収集癖のあるこの方、一つモノを買おうものなら、全品買い揃えたくなってしまう性。
そこで考えた。
もし私にモノを買ってほしいなら、どのような名前をつけるべきか。
これは言い換えるならば、収集癖持ちオタク気質のこの私の心を鷲掴みにするような名前さえその商品が持っていれば、モノはよく売れる!!気がするということです。
そこで3つのケースを想定して、私が買う気になるかどうかを考えていきます!!
なぜ惹かれるのか、なぜ刺さらないのかという理由も添えて。
どこかの企業の誰かさんは参考になると思います!!!
では。
ここでは、小説家をイメージしてつくられたインク(架空)を想定して、名前をつけてみようと思います。
インクの色は読者それぞれのイデアに任せます。
ケース1:作者を登場させる場合。
森鴎外なんかを例にあげて考えてみましょう。
、、、無しですね。単純に人の名前をだしゃあいいってもんじゃない。
特に日本人作家のむずかしいところは、名前だけにしたとて、あんまピンとこないところにあると思います。
例えばこの2つ。
どうせ個人の名前を出すなら、なんとなく外国の、それも西洋を漂わせたほうが単体の名前として強い気がします。
しかし、①に似た名前の激おしゃインクは存在しているので、単に個人の好みだったりします。
ケース2:作品に触れる場合。
次にこちら。せっかく小説家というものをモチーフにしているのなら、作品に触れてみましょう。
おや、、、??
いきなりおしゃれな感じになったぞ!?!?
短くもどこかに秘められた力を感じさせる。
タイトルを使うなら余計な言葉を付ける必要はない気がします。なぜならオタクは、作品へのリスペクトを最も大切にするからです。
お店やネットでこれを偶然見つけてしまったら、その日の終りまで頭に残ること間違いなしです。
ただあと一歩足りない。。。
オタクが更に求めているのは、「自分だけが知っている感」なのです。
それを踏まえて次のケースを見てみましょう。
ケース3:作品内の登場人物に触れる場合。
ひとまずこれを見ていただきたい。
こ、、、、これは、、、、。
良い。ただただ良い。。。
エリスとは、森鴎外の代表作である「舞姫」に出てくる女性のこと。
このように、作品に登場するような人物の名前という、もう一段深くまで掘った名前が刺さるのです。少なくとも私には。
知っている人にしか刺さらないという特別感がオタクの心を鷲掴みにします。
ただ一つだけ注意点をあげるとすれば、それを知らない人にとっては(なんのことやら)としかならないので、ターゲットを注意深く見極める必要があります。
ここまで読んでくれた方が一体何の学びを得たのかは全く知る由もないのですが、それでも製品の名前に注目してモノを購入してみるということに興味を持ってくれたら嬉しいです!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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