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なぜ数学を勉強する必要があるのか?なぜ数学を学ぶのか?数学を勉強する意味は?

結論は、
大学の理系の学部で学ぶためには「高校の数学」や「高校の物理」が必要(文系でも必要な場合もある)
→高校の数学や物理を学ぶためには、中学の数学が必要
→だから中学の数学を勉強しなくてはならない
です。

(1)「中学の数学」は「高校の数学」を勉強するときに必要になる

これはみなさんにも想像がつくでしょう。より高度な「高校の数学」を勉強するためには、より簡単な中学の数学を勉強しておく必要があるというのは、ちょっと考えればわかることです。

(2)「中学の数学」は「高校の物理(理科の一分野)」を勉強するときに必要になる

これは私が高校生になってはじめてわかったことです。高校でならう理科の科目の中で「物理(ぶつり)」という科目があります。この科目を勉強するときには、「中学の数学」をたくさん使います。たとえば「方程式」「比例と反比例」「連立方程式」「1次関数」などは、よく必要になります。では、「高校の数学」や「高校の物理」は、なぜ勉強しなくてはいけないのでしょうか?

(3)「高校の数学」や「高校の物理」は、「大学の理系の学部」で必要になる

まず、理系(りけい)と文系(ぶんけい)のことについて話します。
理系(りけい)の学部には、
理学部(りがくぶ)、工学部(こうがくぶ)、医学部(いがくぶ)、薬学部(やくがくぶ)
などがあります。
文系(ぶんけい)の学部には、
経済学部(けいざいがくぶ)、法学部(ほうがくぶ)、文学部(ぶんがくぶ)、商学部(しょうがくぶ)
などがあります。
また理系の学部で勉強するには
高校の数学、高校の理科
が主に必要になり、
文系の学部で勉強するには
高校の国語、高校の社会
が主に必要になります。

具体的には、理系では使う教科書に高校レベルの数式が出てくる、高校レベルの数式の変形が出てくる、といった感じです。


入学後に必要になるため、特に私立の大学では、
理系の学部の受験科目には英語、数学、理科
文系の学部の受験科目には英語、国語、社会
が出題されます。
だんだんわかってきたのではないでしょうか?
「高校の数学」や「高校の物理」は、「大学の理系の学部」で必要になるから勉強しなくてはならないのです。
私は電気系の学科に在籍していましたが、勉強する上で、それぞれ高校でならう数学の、微分積分(びぶんせきぶん)、三角関数(さんかくかんすう)、複素数(ふくそすう)、指数関数などの知識はきわめて大切だと感じています。もし私のいうことを疑うなら、あなたの行きたい大学の理系の学科の教科書と同じタイトルの本(電気系なら「電気回路」「電磁気学」など。機械工学科なら「機械力学」「流体力学」「材料力学」「熱力学」など)を図書館などでパラパラとめくってみてください。中学生のあなたには理解できない数式が出てくるはずです(高校の数学を学んだ人は理解できることもあります)。
では「理系の学部で勉強したこと」はどう役立つのでしょうか?


(4)理系の学部で勉強したことはどう役立つか
ここでは、より身近な工学部について話します。
工学部は、より細かく
機械工学科(きかいこうがくか)
電気電子工学科(でんきでんしこうがくか)
建築学科(けんちくがっか)
土木工学科(どぼくこうがくか)
応用化学科(おうようかがくか)
情報学科(じょうほうがっか)
などに分かれています。
機械工学科は、その名のとおり、機械に関する仕事をするための知識を学ぶ学科です。具体的には、世の中のさまざまな製品をつくるための産業機械・産業ロボット、ショベルカーなどの重機、自動車などをつくるための知識を学びます。
また、バネ、ベアリングなどの機械部品を作るための知識も学べます。

電気電子工学科は、電気に関する仕事をするための知識を学ぶ学科です。 具体的には、産業機械・産業ロボットの制御は、電気が重要な位置を占めています。また、電気製品(テレビ、ブルーレイレコーダー、ブルーレイプレーヤー、オーディオ、携帯電話、パソコンなど)をつくる際に、電気の知識が必要になります。また、それらの部品を作るときにも電気の知識が必要になります。また、電気工事の仕事にも電気の知識が必要です。また、発電所などで働くための知識も学ぶことができます。
建築学科は、家などを設計する仕事をするための知識を学ぶ学科です。
土木工学科は、道路・ダム・橋など、より公共的な建築物などに関する仕事をするための知識を学ぶ学科です。
応用化学科は、化学製品(プラスチック、繊維、薬など)をつくる仕事をするための知識を学ぶ学科です。
情報工学科は、主にパソコンのソフトを作ったり、情報通信などの産業に携わるための知識を勉強する学科です。

いかがですか?工学部だけをみても、世の中の役に立ちそうな仕事をするための知識が学べるということがわかったのではないでしょうか。

(まとめ)


要するに、
大学の理系の学部で学ぶためには高校の数学や物理が必要
→高校の数学や物理を学ぶためには、中学の数学が必要
→だから中学の数学を勉強しなくてはならない
ということになります。

(文系にすすむ人たちへ)

将来文系に行くから数学は学ばなくてもよい、とは思わないでください。 高校受験には、必ず数学が出題されますし、高校でも数学をまなばなければ卒業できません。しかも、大学の経済学部では高校数学を使うことがあります。また、法学部に進んで、税金などの計算などを学ぶ場合も、中学数学程度の知識があると、すんなり理解できます。

こちらもご覧ください
https://note.com/blueredriver/n/n1fc38f1666c4

●本文ここまで 以下追記

(1)数学の問題を解く練習は、将来仕事で問題解決をする際の能力を上げることにもなると考えられています。

高校の理科のひとつ、物理の世界を見たい中学生はYouTubeの「細川jpの高校物理」をご覧下さい。

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