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知ってそうでよく知らないInteractについて

みなさんご無沙汰しております。ドリームアイランドです。
今日は知ってそうでよく知らない、Blue Prism Interactについて、記事を書いてみようかと思います。

え、全然知らない?

じゃあこれを機にInteractをざっくり理解しちゃいましょう!(強引な導入

(1) Interactってなあに?

Blue Prism Interactは、ざっくり言うとWebブラウザからBlue Prismに作業指示(ワークキューにアイテムを入れる)する機能です。
勘違いされがちなのですが、InteractはBlue Prismのランタイムリソースを直接動かしません。
Interactがやるのはあくまで作業指示を出す(ワークキューにアイテムを入れる)ところまでで、その後はランタイムリソースがワークキューに入ったアイテムを取得して、作業指示を処理することを想定しています。

Interactで想定している自動化の形

「じゃあInteractはWebブラウザから作業指示できるようにするためだけのもの?」

(2) 組み合わせで広がるつかいみち

作業指示を飛ばすのも一つの使い道ですが、他にもいろいろな使い道があります。
例えば、自動化プロセスの実行中、手動でのデータ入力が必要なエラーが出てしまった時、通常であればそこでプロセスは一旦中止し、それ以降の処理は人の手で進める(またはプロセスを再実行して、手動入力以降の手順を実行する)必要があります。
もしエラーになった時に、手動で入力が必要な部分だけブラウザから入力し、それ以降の処理を引き続き処理してくれたら楽ですよね?
Interactは、そういったエラー処理に組み込むこともできるんです。

イメージ図

エラー処理は一例として取り上げましたが、もう少し広い意味で言うと、
「あいだに人間の判断が挟まるプロセスに使える」
ということになります。作業を進めるために人間の承認が必要になるプロセスもその一つです。
デジタルワーカーが作業をした後に承認者から承認をもらい、後続作業をまたデジタルワーカーが処理する、
こういう
「ロボットと人間が相互作用するインタラクティブな形の自動化」
もInteractを介することで可能になるわけです。
 
へーーーーー だからInteractって言うんだぁ(すっとぼけ

(3) インプットデータを画面から入力できる

Interactの特長がもう一つあります。それは、
「プロセスで使うデータを画面から入力できる、そしてその入力フォームをノーコードで簡単に作れる」
です。

Interactの入力フォームから、テキストであったり日付であったり表であったり、さまざまな形式でデータを入力できます。
RPAというと、Excelファイルなどのインプットデータをロボットに食わせてそれを処理させる、というのが一般的な形ですが、Interactの場合それがWebブラウザからの入力データになるわけです。
Excelファイルからのインプットの場合、テンプレートをユーザーが変更してエラーになってしまうことも多々ありますが、Interactの入力フォームであれば、そういった心配はありません。

この入力データがBlue Prismのワークキューにアイテムとして追加され、プロセスの中で処理されていくわけですが、この入力フォームはどのように作っているのでしょうか。
フォーム作成の動画がこちらです

※これは古いバージョン(4.1)で、最新のバージョン(4.2以降)とは見た目が異なっています。

こんな感じでフォームが作れます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、Interactが
「ロボットと人間が相互作用するインタラクティブな形の自動化」を実現するための機能であり、
「プロセスで使うデータを画面から入力できる、そしてその入力フォームをノーコードで簡単に作れる」
ことがお分かりいただけたかと思います。

次回はInteractとBlue Prismのプロセスがやりとりする部分について書きたいと思ってます。それではまた。

ドリームアイランド