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1minute七十二候 半夏生 (はんげしょうず)

夏至<末候>
7月1日から月6日頃

夏の半ばに花が咲くことから名前がついた「半夏」が生えはじめる頃になりました。「半夏」はサトイモ科の「烏柄杓 (カラスビシャク)」のことで、「狐のろうそく」や「蛇の枕」とも呼ばれる、ひょろりとした形をした植物です。 この時期は山開き・海開きもあり、自然に触れに足を伸ばしたくなる季節でもありますね。

さて、京都では 7月に入ると1日から祇園祭の神事が始まります。 貞観11年(869年)平安京では、流行していた疫病を退散させるために病に由来のある八坂神社のご祭神 素戔嗚尊の荒ぶる御霊を鎮める神事を執り行いました。 当時の国の数である、66本の鉾を立て、神輿を送って祈った この「祇園御霊会」が現代の祇園祭のルーツです。

商店街のBGMが「こんちきちん」に変わり、鉾町からお囃子の練習が聞こえてくるとると、京都全体が祇園祭の特別な雰囲気に包まれると同時に、”また京都の暑い夏がやってくるな〜”と皆心構えを始めるよう。

皆さまは、どんなことから夏の到来を感じるでしょうか?心も体も夏を迎える準備をして、楽しく夏を乗り切りましょう!

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七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


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