メンズスキンケアの選択肢を増やす。特別対談「BLUE」×「LOGIC」1周年を迎えての想い
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メンズスキンケアの選択肢を増やす。特別対談「BLUE」×「LOGIC」1周年を迎えての想い

BLUE WELLMAGA | BLUE(ブルー)

「リスクはありますけど、売るほうが変わらなければ、なにも変わっていかないので。」

2020年11月に誕生し、メンズスキンケアブランド2年目に突入した「BLUE」。自分のために心も整えるスキンケアを目指し、ユーザーにプロダクトを届けてきた。

そこで今回は、特別編として「BLUE」代表の山本と、同じくブランド2年目を迎えた“ワークツールとしてのスキンケア”を掲げる「LOGIC」事業責任者・佐々木智也氏とクロストークをお届けする。

「総合格闘技」だったメンズスキンケア1年目

  ほぼ同時期にスタートした「BLUE」と「LOGIC」。たがいに「広告会社出身」という、異業種からのチャレンジで、当初からメンズコスメ事業を行ってきたわけではない。

佐々木智也(以下:佐々木) 僕が「LOGIC」を立ち上げたのは40歳を過ぎてからなんですよね。それまで、10年以上デザイン・クリエイティブの仕事に携わってきたんですが、より企業のブランド価値を高めていく仕事がしたいと思い、母体でもある「PARK」という会社を創業しました。さらにそれ以外に、自社事業もやっていきたいと思って立ち上げたのがメンズコスメブランドです。

山本 なぜメンズコスメだったんですか?

佐々木 もともと、女性向けコスメブランドのブランディング・デザインの仕事を4年くらい前からずっと担当していました。仕事でいろいろとコスメを調べて、その奥深さに感心している一方で、男性向けを見ていると、大半が“男らしさ”や“異性モテ”に向いていて、「なんでこんなに選択肢が少ないんだろう?」という気づきがあって。ならば、自分が求めていた仕事やビジネスでのパフォーマンスに向いたものを作ろうと。「BLUE」はどういうきっかけで?

山本 僕もメンズスキンケアのラインナップの少なさはずっと感じていました。それ以外にも、「男性の肌トラブルを解決したい」と思ったのが立ち上げた理由の一つです。自分自身、肌が弱くて銭湯や温泉に行っただけで、すぐ肌が痒くなってしまったり、「BLUE」が、自然由来の天然成分にこだわっているのも、そういった理由からです。

 コロナ渦の中での船出、競合他社の参入など、少しでも油断すれば脱落してしまう世界。1年間走り続けて、どのような感想を持ったのか。

佐々木 コミットする領域が広すぎるとは正直思いましたね。内部・外部でメンバーを増やしてはいるものの、営業は未だに自分でやっているし、これまでやってこなかった物流、デジタルマーケティングとか、覚えることが盛りだくさんで。立ち上げる前はクリエイティブを中心でやっていければいいと思ったけど、全然そんなことなかった(笑)。

山本 たしかに、「大変」の一言ですね。ブランドとして育てていくのは総合格闘技みたいなもので、キックだけじゃなく、パンチも寝技も覚えなきゃいけないみたいな。ひとつの項目だけじゃなくて、全部やらなきゃ成り立たないと感じました。

佐々木 発売してみて興味深かったのが、意外と女性にも使ってもらっているところ。そもそも、忙しく働く人の「めんどうくさい」を解放するために「LOGIC」を作ったっていうのもあるから、子育てしている女性など、ジェンダーやライフスタイルを問わずに使用してくれるのは嬉しいですね。

山本 BLUEも入り口は「メンズスキンケア」として売り出していますが、蓋を開けてみたら、女性のユーザー比率が3割とけっこう多いんですよ。あと、ギフト需要が思っていたより高いということがわかりました。クリスマスシーズンがはじまる前の10月から売り始めたんですが、インスタで「ラッピングもできます」と投稿したら、プレゼントを見越して購入してくれる方が多かったんです。

「魂込めて売れるか」という問いかけ

 それまでは、クライアントワークが中心だったという二人。もちろん、それにもやりがいを感じることはできるが、新規事業にはさらなる刺激が待っている。

佐々木 実は「LOGIC」をつくる前に、化粧品業界の先輩方に「いきなりイチからやるのはリスクがあるから、まだ日本で売ってないブランドを見つけてきて売ってみたら?」とアドバイスをいただいて、代理販売をしようとしていた時期があって。

山本 そうなんですね。その話は聞いたことがなかった。

佐々木 香港で『Cosmoprof』という、美容や健康のプロダクトを扱う大規模な展示会に行って、ニュージーランドのとあるメンズスキンケアブランドを見つけたんです。現地の溶岩を配合したクレイが売りで、元クリケットの選手だった方が日焼けから肌を守るために立ち上げた……という、ストーリーも込みで共感して。何日も通って商談を進めていたんですけど、仕入れには距離の問題などでコストも合わず、日本とニュージーランドだと法律も違うから、現実的に売るのが難しいっていうことで断念しました。でも、そこで改めて感じたのが、「人が作ったものを、魂込めて売ることができるのか?」ということ。

山本 佐々木さんはずっとクリエイティブ側の人だったから、既存のものよりも“ゼロイチ”のところを必然的にやりたくなるだろうなって、すごく納得しながら聞いていました。僕も、「BLUE」のコアユーザーが自分っていうところでスタートしているので、熱量を高く持って取り組めているっていうのはありますね。まず、自分自身がコアユーザーとなるプロダクトでないと、続けていけないし、お客様にも響いていかないような気がしてます。

違和感があったメンズコスメの“当たり前”

 近年、K-POPの盛り上がりから「メンズメイク」の需要が高まるなど、男性向けのビューティー市場は拡大が見込まれる。今後、どういったプロダクトが増えていくと考えるのだろうか。

佐々木 高まる男性の美意識に応えたものはもちろん、潮流的には「エシカル」などの社会や消費に対して想いがあるものがどんどん増えていきそうな気がします。僕らみたいなポジションのプロダクトって、基本的に自分たちの「姿勢」とか「考え方」みたいなものに共感して買っていただくので、参入障壁が下がっているいま、もっと後に続いてくるはず。心の中のライバルもいるにはいますが、そこをあまり気にしないようにはしています。

山本 BLUEも、他のブランドはウォッチはしていますけど、お客様ひとりひとりとのコミュニケーションのほうが重要かなと。それにしてもメンズコスメって、「異性にモテます」といった、外面的なコピーが多いですよね。

佐々木 それにはずっと違和感がありましたね。「男らしさ」とか、「異性への意識」といったメンズコスメの“常識”みたいなものがいろいろあって。「LOGIC」のパッケージのカラーリングを、ジェンダーを感じさせない色にし、広告ビジュアルでモデルの顔を写さなかったのも、「既存ブランドへのカウンター」という意識がありました。リスクはありますけど、売るほうが変わらなければ、なにも変わっていかないので。

山本 「LOGIC」、絶妙な色味ですよね。僕らは「BLUE」っていうブランド名があるので、青色から離れてしまうと違和感が出るため、一見黒っぽく見えるような濃い藍色を採用しています。「勝色(かちいろ)」とも言うんですが、武士が「勝つ色」として、縁起を担いでもいます。洗面台に置かれた時にどう見えるかの検証を繰り返して、ベストな色合いになるように何度もサンプルを作っては調整を繰り返していきました。

2年目で描く景色は

ブランドの打ち出し方、売り方などは違えども、“使うことでライフスタイルが豊かになる”ことを目的にしたふたつのブランドが、今年2022年に描いている展望とは。

佐々木 まずは製品のバージョンアップをする予定です。すでに処方とか香りとかは固まりつつあって。今後、これまでのユーザーに試してもらう機会も設けます。そこで、「なにこれ?」ってなったら発売延期するかも知れないですけど(笑)。あとは「顔」だけじゃない領域の新しいアイテムを検討していて、たとえば入浴剤とか。

山本 入浴剤は気になりますね!LOGICの新しい販路は考えてますか?

佐々木 けっこう、「LOGIC」を会社に置いてくれているビジネスマンの声も聞くので、会社の福利厚生で扱ってもらえるところがあったらいいなとは考えてます。

山本 「BLUE」としては、多くのお客様に手に取っていただきたいというのはもちろんありますが、今使っていただいているお客様に長く使っていただけるように1つずつ丁寧に進めていきたいと思っています。「買って終わり」ではなく、「買っていただいてからが本当のスタート」と考えているので、メルマガや、InstagramでのアンケートやDMなどで1対1のコミュニケーションを大事にしていきたいです。。また、今までの販路は自社ECサイトと阪急メンズ東京+POP-UPなど限られていましたが、今年はAmazonでの販売や、全国各地の百貨店での販売も展開していき、お客様が手に取れる場所と機会も同時に増やしていきます。

佐々木 おお、いいですね。こんな時期だけど、お互い良い一年にしましょう!

BRAND DATA

LOGIC(ロジック)

忙しく働くひとのために、ミニマルなケアを通じて仕事のパフォーマンスアップを提供するスキンケアブランド。
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BLUE WELLMAGA(ブルー ウェルマガ)は「自分だけの心地よい時間」を追い求めるインナーウェルネスマガジンです。

いつの時代も変わらない、自分らしいと思える習慣やお店を私たちはこのマガジンで見つけていきたいと思っています。

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