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言葉は自分を写す鏡になる

こんばんは。ゆーすけです。

今回は言葉がもたらす不思議な力についてです。
毎日の生活の中で、愚痴ばっかりの人、悲観的な人、ポジティブに捉える人、前向きな発言をする人など色んな人がいると思います。

皆さんはプラス、マイナスどちらの言葉をよく発しますか。

生きている限り、完璧にすることは難しいので、たまにはマイナスな言葉(弱音や愚痴)も吐いても良いと思いますが、マイナスな言葉を発し続けると、なぜかまわりに集まってくる人は同じような人であったり、嫌なことやネガティブなことに巻き込まれることがあります。『言霊』と言うように、言葉は頭や心から体を通して発することなので、自分の魂の一部のような不思議なエネルギーが込められているように思います。

■言葉の不思議な秘密

小学生の頃の自由研究で、まわりのほとんどが生物のことや石集め、ものづくりに励んでいる中で、僕は『言葉の秘密』について興味を持っていました。きかっけは、たまたま見ていたテレビでした。人が植物に向かって優しい言葉をかけると、他の植物よりも大きく成長していくということを見てから、なんとなく言葉には、『良い言葉』と『悪い言葉』があると思っていました。また、両親から感謝やお礼について徹底的に教育されていたこともあって、人は嫌なことよりも、良いことを言った方がプラスになるんだと思っていました。幼いながら、悪い言葉には悪い何かががやってきて、良い言葉には良い何かがが集まってくるとなんとなく信じていました。そのようなことを考えている中で、せっかくの自由研究の機会なので、『言葉の実験』をすることにしました。

用意するのは同じ種類のペットボトル2本。
両方に同じ水道水を満杯まで入れてキャップを閉める。
片方には、『ありがとう』という貼り紙をして、もう片方には『バカ』という貼り紙をする。そして、毎朝と夜に『ありがとう』のペットボトルには、ポジティブな声をかけて、『バカ』のペットボトルには、ネガティブな声かけや悪口を言っていました。他に実験で加えたことはありませんが、毎日同じことを繰り返していきました。もちろん、片方のペットボトルに聞こえないように部屋と部屋の隅に置いて声をかけ続けていました。
約1ヶ月の結果は、『ありがとう』のペットボトルの水の方が僕には綺麗に見えたこと、『バカ』のペットボトルの水は濁って見えたということでした。しかし残念ながら、当時の先生にはあまり関心を持ってもらうことができなくて、「そんなことあるか!」とクラスの前で否定的なことを言われてしまいましたが、毎日言い続けた僕にしか分からない違いがそこにはあったんだと思います。あの時の違いは今でも鮮明に覚えています。
実験を終えて、ペットボトルの水を流すときには、『ありがとう』のペットボトルにはとても愛着が湧いていて、流すときは優しく慎重になっていました。『バカ』のペットボトルにはどちらかというと憎たらしいような感情を抱いていたと思います。もちろん、この実験は科学的な証拠は全くありませんが、今になって思うのはポジティブな声をかけているものに対しては、愛着であったり、プラスの感情で物を見れるようになるということです。

言葉がもたらす力は必ずあるということです。

■言葉がもたらす力とは

人にポジティブな声をかけてもらうと嬉しいですし、心が躍る時もあります。カッコ良い!なんて言われたら、次の日の朝もしっかりと身だしなみを整えて、服もお洒落に着ようと思います。また、性格の部分を褒められると、見えていない部分を褒められた気持ちになって喜びが込みあげてきます。仕事でも否定的な声かけをされるよりは、肯定的な声かけの方が、やる気もモチベーションも上がります。ポジティブな声をかけるということは、声をかける側は相手の良いところを見ようとしますし、声をかけられた側は自分の良さを人から伝えてもらったことで、喜びに変わっていきます。一方で、ネガティブな声をかけられたり、自分にかけ続けていると、「自分はダメだ」「まわりもダメだ」「あいつが悪い」というような、ネガティブな感情の波に巻き込まれてしまいます。業績や職場環境の悪い職場を見渡していると、誰かの悪口や愚痴、陰口が蔓延しているように思います。

科学的な根拠ではないですが、人が発する言葉には人や環境に大きな影響を与えると思います。

僕の息子くんは生後4ヶ月なのですが、笑顔で話しかけたり、できたことを褒めたりすると、にっこり笑顔で返してくれます。言葉が分からない赤ちゃんでも、ポジティブな声かけについては分かるんだなと思います。人には生まれ持って備わっている言葉を察する力があるんだと思います。

言葉は自分を映す鏡になる

ネガティブな言葉を発していると、どんどんその言葉に引っ張られていきます。抜け出そうとしても、その言葉が癖になっていると、中々抜け出すことができません。むしろその世界観で居続けようと思ってしまうこともあると思います。「自分はいつもそうだ。いつもそうであり続けないといけないんだ」と、沼にはまっていきます。いつも悪口ばかりの人、愚痴ばかりの人は、まわりからもの同じように思われいるのかもしれません。

言葉は自分を写す鏡になる

スポーツ選手が試合前に「今日は絶対に負けます」なんて言葉を発するだろうか、大事な仕事の前に「絶対に失敗する」なんて言葉を言い聞かせて成功するのでしょうか。言葉が自分を現すのであれば、かける言葉はポジティブな言葉をかけたい。

今自分が使っている言葉は自分を現しているのかもしれません。

ペットボトルの実験から考えると、人の体の60%は水分でできているので、もしかするとポジティブな声かけをしていると、自然と体がそういう風になっていって、同じような人が集まってきてくれるのかもしれませんし、同じような波長の人と出会うのかもしれません。

再度言いますが、人間なので愚痴や弱音を吐くことは決して悪いことではありません。吐くこともたまには必要なことです。でも、それも続けていくことがネガティブな方に引っ張られていく要因になります。

自分の言動や、まわりを見渡してみる。悪口や、愚痴などが飛び交っているのであれば、一度立ち止まって見直してみる。そして、時には環境を変えてみることが大事だなと思います。自分を悪い方に追い込む言葉をかける人からは距離を置いた方が良いです。

まずは自分自身に優しく言葉をかけてみる。続けていくと、心が鮮明になっていくかもしれません。そして、近くにいてくれる大切な存在の人にポジティブな声をかけてみる。照れくさいということは置いて、言葉にして伝えてみる。一度で伝わらなくても、また思った時に伝えてみたら良い。きっと何かが変わっていきます。

言葉がもたらす力を信じて。

■最後に

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

金曜日投稿について、楽しみしてくださっている方が増えてきてとても嬉しく思います。毎週もしくは、2週に1度ではありますが、これかも投稿を続けていこうと思います。いつも本当にありがとうございます。

優しさの研究者/月のような人

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