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辿り着いた道を踏みしめて

こんばんは。ゆーすけです。

今回は諦められなかった夢の話についてです。

■僕の子どもの頃の夢

僕の幼稚園の時の夢は『会社員』でした。また、小学生の夢は『プロ野球選手』、中学生は『警察官』、高校は『体育の先生』でした。

でも、今していることは『キャリアコンサルタントを主とした活動』です。子どもの頃の夢は一つも叶っていません。

しかし、今の自分に問いかけても、夢が叶わなかったことに対しては一切の後悔はありません。幼稚園の夢の斬新さはさておきですが……。今からなりたいとは思わないですし、キャリアコンサルタントを中心として仕事をしていきたいというのが今の自分の純粋な想いです。

子どもの頃の夢はそれぞれ『父親』、『少年野球』、『警察のドラマ』、『高校の部活の先生』から影響されたことで、なんとなくなりたかった夢でした。どちらかというと憧れに近かったと思います。

小学生から、諦めた夢の理由について振り返ってみると『プロ野球選手』は高校で野球部からハンドボール部に変わったことで自然と諦めましたし、『警察官』はドラマの終了と共に熱が冷めていき、『体育の先生』は志望大学に落ちたことや、学校の先生は大変だというネットで調べた安易な情報や周囲から聞いたことを正しい情報だと鵜吞みにしていたこともあり諦めました。

子どもの頃の夢をまとめると「自らなりたい」心から沸き立ったものではなくて、人からの影響や、人の姿を見て「なってみたい」、「カッコ良いな」程度の考えでした。だからこそ、後悔なく夢を諦めたんだと思います。どうしてもなりたい夢では無かったです。

■夢を諦めるということ

子どもの頃の夢を叶えた人は何人くらいの割合でしょうか。全ての人の夢が全て叶うということはなく、ほとんどの人がどこかで夢を諦めていると思います。でも、夢を諦めることは決して悪いことではありません。そして、全く後悔をしていないのであれば「健全な諦め」だと思います。しかし、いつまでも諦めきれないことや、心の中でモヤモヤし続けているのであれば、諦めがつくまで挑戦するか、それ以上を越えることに出会うことが大事だと思います。夢を中途半端に代謝せず、自分の中で消化してしまうと、後々後悔という荒波に襲われてしまいます。

■諦められなかった夢

僕の前職は福祉関係の仕事をしていて、5年勤めていましたが、大学の就活の時にはなんとなく福祉の仕事はしたくないというイメージを持っていました。それにも関わらずに福祉の仕事をしていました。その理由は、「職場が安定しているだろう」、「家族が安心してくれるだろう」、「安定している仕事だと将来的に結婚しやすいだろう」そんな安易なことを考えていました。今となっては恐ろしくなる程のキャリアの選び方です。しかし、当時はそれが自分のキャリアの正しい歩み方だというくらいに、自己理解や仕事理解も大きく不足していて、ただ『安定志向』という言葉にこだわっていました。

キャリアの軸がブレたままで、曖昧な理由で仕事を選んだ結果は、入社前のイメージと現実との仕事のギャップはもちろんですし、想像したこともない辛い経験や人間関係に悩み疲れて、精神的にどん底まで落ちるほどになってしまいました。もちろん、福祉の仕事に魅力を感じていたことや、やりがいを感じていたこともありましたし、愚直に仕事と向き合って、たくさんの信頼関係や、地域の方からもとても大事にされる職員になれていたこともありましたが、自分が主体的になって選んだ仕事でないからこそ、日々が蟻地獄に入っているようでした。もがいて、その世界が全てだと思い込んで、一生懸命に動いているように見えても、その先に向かう未来はなかったんだと思います。

福祉の仕事の内定を貰う前に、実は大学のキャリア支援課の嘱託職員の採用の最終選考に残っていました。

大学職員の選考結果が先に決まる予定でしたが、選考に時間がかかり、大学側の都合で採用が1週間ずれた間に、福祉の仕事の内定をもらいました。

当時の自分の本音をさらけ出すと、「キャリアコンサルタントになって、大学のキャリア支援課の仕事をしたかった」ということです。人のキャリアに携わりたい、大学生から社会人になる大切な瞬間に寄り添いたい、そんな気持ちを持っていたにも関わらず、『嘱託職員』と『安定の職場』を天秤にかけて、後者を選んでしまいました。

5年の間、毎日寝る前に後悔の波が押し寄せてきて、何度も何度も『安定の職場にいる』という気持ちで波をおさえこもうとしても、次々と溢れ出す荒波をおさえることはできませんでした。後悔ばかりの日々、どうしても諦められなかった夢。そして、何よりも人のキャリアに寄り添いたい。その気持ちを一日たりとも忘れることがなかったからこそ、ある日、現実とのリアリティショックが起こった際に、勇気を出して過去の夢を取り戻しにいくことを決意しました。

どうしてもやりたいと思った夢、心の底から沸き立つ気持ちになってからは、一心不乱に資格取得に取り組むことができましたし、絶対にブレない芯ができたように思います。

蟻地獄から出た世界は広大で無限に広がっているような色とりどりな景色でした。

■夢との向き合い方

夢がなくても生きていくことはできますが、夢があることで僕の生き方は劇的に明るくなりました。それは特に自信を持って言えます。今の人生が楽しくて仕方なくて、毎日があっという間で、色んなやりたいことに向けて日々挑戦できています。

『夢』となるとスケールが大きくなり、すぐに考えられない人もいるかもしれませんが、そんな時は小さな目標でも良いと思います。自分が心の中からどうなっていきたいのかを大事にしていけば、いつか道は切り開けるだろうし、例えその道に辿り着かなくても、歩んできた自分の道に後悔がないのであれば、また自分の道を新たに自分らしく歩いていけると思います。

■無駄な道はないということ

5年前にキャリアコンサルタントになりたいと思って、ようやく現在、一歩踏み出して活動することができています。でも、もし5年前にすぐにキャリアコンサルタントを目指していたら、今のような想いで活動をしていなかったと思います。5年間色んな道を歩んできたらからこそ、自分の人生に深みが出たように思います。時には崖のような道、道ではないような道、荒れ果てた道もあって、それらの道を乗り越えたり、迂回したりする時もありました。例え、遠回りに思えても生きている限り必ず道はあります。歩んできた道は決して無駄にはなりません。

今からプロ野球選手になることはできませんが、プロ野球に関わる仕事ならできるかもしれません。道は一つではありません。もし諦められない夢があるのなら、今からでも達成できることなのか、達成できないことでもそれに関わるようなことはできるのかなどを考えて「やりたい」と心から沸き立つことに挑戦をした方が良いと思います。「沸き立つ」気持ちがあると、真っ直ぐに進めますし、困難があっても乗り越える力になります。

夢に対して、もし困難を乗り越えなくても良いと思ったり、迂回してでもその夢に近づきたくないと思うのであれば、そこまでの夢かもしれません。その時は健全に諦められた夢になっていくと思います。新しい道を作って進むことも大事なことです。

■辿り着いた道

僕は今辿り着いた道を一歩ずつ、歩いていこうと思います。もう迷うことはありませんし、生涯をかけてキャリアコンサルタントを真ん中にして色々な活動をしていこうと思います。

自分の人生がここに繋がっていたと思うと僕の歩いてきた道には誇りしかありません。

今皆さんの歩いている道はどんな道ですか?暗闇や細い道、迷路でも、歩いていくと広大で大きな道に出会うこともできます。困難な道を乗り越えたこと、時には迂回した経験は、後々の糧に必ずなります。

もし、今の道を自分が歩きたいのであればとにかく歩いてみる。

【辿り着いた道を踏みしめて】

そして、道は一本ではありません。無数に道があると信じて。

■最後に

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は、ドライブをしていた際、迷子になって山道を進んでいた時にふと浮かんできたことから投稿してみました。

夢と向き合うということは楽なことばかりではありませんが、一つずつ出会った道を大事にしていこうと思います。

これからもよろしくお願いします。

優しさの研究者/月のような人



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