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野犬生まれ・保護犬子犬と過ごす日々。 day0

全く、一向に、プロローグしか書いていない物語は、創話であり実話なので。
付き合ってなかった人と付き合い、
結婚し、
その人の故郷に移り住み、
子どもを持たない選択をし、

そして私達は、犬を家族に迎えることにした。


◯我が家の生活状況と飼育経験


【私】
 ・フルタイム、夜勤ありの土日関係無しの完全シフト勤務(ナースではない)
 ・実家で歴代2頭の犬を飼っていたが、世話をしていたのはほぼ母。私は飼いたいだけ喚いて構うだけという飼わせちゃいけない子どものテンプレだった。
ちなみに2頭とも保護された子で成犬から飼育。どちらも噛みも吠えも唸りもしない良い子だった。(私の記憶にないだけで大変だった時もあるのかも)

【夫】
・自営 基本家を空けるのは数時間〜半日。
 2ヶ月に1回程度、1〜2泊の出張あり。
・動物飼育経験無し
・子を持たない選択の発起人(子ども構うのは好き)
・犬を迎える選択の発起人(日中一緒に過ごす相手が欲しい為)

◯保護犬を選択した理由

夫が『いつか犬を飼いたい』と言い出した辺りから、私は検索の日々を始めていた。
ちなみに、犬を飼うことは完全同意だったけど、なにせ自分がちゃんと世話をしなかったテンプレ子どもだった記憶はしっかり残っているので、正直あまり自信が無かった。

私は動物愛護や殺処分反対に強い気持ちを持っていたわけでは無かったけど、ペットショップに並ぶ子犬達が生み出される背景は何となく知っていたし、そこは避けたいという気持ちはあった。
夫は犬探し終盤で悪質と名高い某大手を「ここは?」と見せてきたくらいなので、この辺の知識と感覚は皆無だったと思われる。

実家の犬達が保護された成犬だったこともあって、いつしか私の検索先は保護団体に限定されていた。
時間をかければきっと成犬の子でも家族になれるはず、と夫に私が推したのでした。(そしてそれはフラグへ…)
お互い名のある犬種への思いはなく、雑種可愛いよね!!の気持ちが一致していたのも保護犬選択の迷いが無かった理由の一つではあるかもしれない。

◯成犬か子犬か、サイズや雌雄は?

大前提として、保護犬を迎えるのにアレコレと好みなんて…!って方ももちろんいらっしゃるだろうけど、そこは家族に迎えるにあたって生活状況や家の広さもあるし、フィーリングもあるし、最初は先入観もあるし、容赦願いたい。

【成犬か子犬か】
はじめ私は、成犬を推した。
我が家の生活状況からして、留守番が長くなることもあるし、子犬から育てるには難しいという判断で。
この後書くけど、実際迎えたのは推定2ヶ月の子犬でした。

【サイズは】
昭和の日本家屋なので広いのだけど、飼育環境と、車で一緒に色々と出掛けたいという生活希望の関係で、当初の希望は小さめの中型犬。
迎えた子は子犬なので成犬体重は予測でしかなく15kg 前後と言われたけど、同じ保護団体から引き取られてる親戚っぽい子達が軒並み20kg超えをしてるので大型に片足を突っ込むんではないかと覚悟し始めている。

【雌雄は】
これは私の単純な好みでオス希望。
マッチする子がいればメスもいいけど…といった感じ。

◯トライアル失敗

先程書いた通り、実はこれから書き始める子犬の前に、1週間だけ成犬の子をトライアルして断念してしまった。
多頭崩壊育ちの推定1歳、オス、7kgくらいの子だった。
断念の理由は、『脱走』
すべて私達の認識不足と防止策不十分が原因で、クレートから片時も出てこられないくらいの怖がりの子だったので敷地の外には出れず、1時間後に敷地内の暗がりで見つかったのが不幸中の幸いだった。
3日目、クレートからもサークルからも出てくることが出来て、徐々に尻尾を上げつつ縁側を探索してたからそっと見守っていた。
それは一瞬で、私達がいる茶の間の死角になっている縁側の奥に行ってスッと静かになった。
え?と思って見に行ったら、爪で引っ掛けたのか、匂いを嗅いだらたまたまスライドしたのか、網戸が15cmほど開いていた。
完全に認識不足。
捕獲後、その子はさらに怖がりになってしまって、私達のことも怖くなって、ごはんや排泄に支障が出てきてしまったので、大変申し訳無いけどと1週間で断念させてもらった。

◯この記事を書こうと思ったのは

付き合った人との日々を物語として残そうとするくらいなので、私はあとで文章を読み返すのが好き。
それもあるのだけど、何よりも、トライアル失敗をしてしまった成犬の子を引き取ったはじめ、私は脅威の検索魔と化したからだ。
無い、無いのだ。
保護犬かつ成犬の子の生活記録的な文章や動画は。
初日クレートから一切出てこず…、そして1週間後…!(キラキラ)、差し出した手に怖ず怖ずと近づいてくる姿。みたいな。

その…!
1週間の間の!
1日ごと1時間ごと事細かなやつが!
欲しいです!!!

と、何度思ったことか。
今この子犬と過ごしていて、んなのは無理だよってことは実感したけれど。
しかも子犬のはたくさんあるのであまり参考にはならないかもしれないけど、もしかしたら何処かの誰かの心に引っ掛かればいいなと思ったのでした。



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