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まちづくりに関することを何故義務教育で教えないのか

みなさん、こんにちは。

今日は、「まちづくりに関することを何故義務教育で教えないのか」というテーマでnoteを書こうと思います。


行政が行っている「まちづくり」には、狭義でいうと、「都市計画」と言われるもので、都市計画道路の計画や整備、再開発事業や、区画整理事業、上下水道の整備などのことを指します。

広義で言えば、行政のやっているサービスは全て「まちづくり」と言えるかもしれません。


そして、これらの行政サービスは全て税金を財源として、行われているものなのです。

しかし、このようなことを学校で教えてもらうことはありません。

そして、自分で勉強しない限りは、大人になってからも役所が何をしているのかを知らない大人がたくさんいます。


自分で働いて納めている税金がどのように使われているのかを知らないのです。

これってとてもおかしなことだと思いませんか?


毎日歩く道路も、手を洗う水も、トイレを流すことも、子どもと遊んだ公園も、通った学校、全てまちづくりの一環として行われているのにも関わらず、これを教えてもらうことは全くといっていいほどないのです。


それもあってなのか、日本人は公共空間に対する意識がとても低いように感じます。

例えば、ヨーロッパなどでは、家から一歩外に出れば、そこは公共空間で、自分だけなく、みんなのものです。

そのため、家の外壁の色や、建物の高さや形状についても、細く制約があり、それを守ることは、まちの景観を守るためには当然だと思っています。

だからこそ、整った美しい街並みを見ることができるし、維持することができるのです。

しかし、日本ではどうでしょう。

公共空間から見えるとはいえ、個人住宅の外壁や形状は個人のものです。そのため、色も形もバラバラの住宅が建ち並び、結果として出来上がった街並みは、全く美しいものにはなりません。


また、公衆トイレを壊したり、公園に落書きしたり、学校や道路などの使い方も丁寧でなかったりするのは、それらが、どういった経緯で出来上がり、そのまちに住む人共有の財産であることが教えられていないからだと思うのです。


日本の教育は、政治や、お金など、絶対に教えておかないといけないであろうことは、学校では教えないようになっています。

「まちづくり」についてもそうです。

何故、義務教育の中で、これらのことに時間を割かないのかは分かりませんが、国語や算数などの問題を解く前に、社会の仕組みを教えれば、国語や算数を学ぶ意味も理解するのではないでしょうか。

それでは、また。


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