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不安にはなるけれども、勉強はしないという人の謎

みなさん、こんにちは。

今日は、「不安にはなるけれども、勉強はしないという人の謎」というテーマでnoteを書こうと思います。


新型コロナウイルスが蔓延し始めてから約1年半が経過しました。

最初のころは、どのような状況で感染するのか、感染したときにはどのような症状が出るのか、死亡する確率はどれくらいなのか、また、対処方法はあるのかなど、わからないことだらけで、世界中が恐怖を感じていたと思います。

テレビでは、連日、感染者数や重症者数、そして死亡者数を報じて、国民の不安を煽りまくり、視聴率を稼いでいました。


これだけ、不安な状況になれば、僕のような医学の素人でも、不安を少しでも解消するために、この未知のウイルスについて調べ始めます。

新型コロナウイルスによる死亡者数は、この1年半で約1万3千人ほどで、インフルエンザの場合だと、3千人/年なので、新型コロナの方が死亡率高くて怖いなぁ、とか、一方で、肺炎の場合だと、11万人/年なので、肺炎にかかる方が、新型コロナよりも断然、怖いなぁとか、自分がイメージできるものと比較して、感じている不安や怖さがどれくらいのものなのか、推計できるようにしていました。

人間は、わからないものを「怖い」、「不安」と感じるからです。


東洋経済オンラインでは、かなり早い段階から、感染者数などの実数だけでなく、感染率や、実行再生算数などを素人にもわかりやすいように、グラフなどにして示してくれていました。

これにより、僕の中では、テレビの報道で煽っているほどの怖さではない、という自分なりの感覚を持つことができました。

このように書くと、すごく油断しているように感じますが、そうではなく、新型コロナの感染対策は、しっかりしています。ただ、必要以上に怖がることはないということです。


最近では、ワクチン接種が始まり、接種できる人の数も日に日に増えていますが、ワクチン接種が始まる直前や直後には、これより亡くなった方がいるという、煽り報道が横行していました。

厚生労働省が5/26発表した数字では、約601万人に接種して85人の方がお亡くなりになったそうです。これは割合にすると、0.0014%です。

ちなみ、最近では、PCR検査を受ける人が6万人/日程度で、感染者数が、2千人/日程度で、検査を受けた人の中での感染率は3.3%程度ということになります。

さらに、新型コロナによる最近の死亡者数は、100人/日程度であり、感染者が2千人/日程度ということであれば、感染者の中での死亡率は5%となります。


何が言いたいかというと、このように数字を並べていくと、ワクチン接種で死亡する確率よりも、新型コロナに感染した時の死亡率の方が余程、高確率であるため、同じ怖がるのなら死亡率が少しでも下がるように、ワクチン接種をした方がいいのではないか、ということです。


こういうと、ワクチン接種で死ぬ可能性もゼロではないではないか、という人がいますが、もちろんそうです。

しかし、ゼロリスクで、ワクチン接種しなければ、新型コロナウイルスに感染する確率は今のままで、そちらの方が余程リスクが高いのです。

ゼロリスクをいくら望んでも、いつ交通事故に巻き込まれるかもわからないし、いつ通り魔に襲われるかもわかりません。

こんなことを言っているとキリがないのです。


だからこそ、わからないものに対して「不安」を抱いたときには、勉強しなければならないのです。

そして、自分が理解できるようなものと比較することで、どの程度「怖い」のかを、測る必要があるのです。

その勉強をすれば、テレビの報道番組が如何に不安を煽る茶番をやっているのか良くわかります。

テレビも嘘を言っているわけではないのです。

しかし、視聴者に伝えるべきところはソコではない、というようなことをよく報じています。

鴨にならないよう、「不安」があるときこそ勉強しましょう。

それでは、また。

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