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子育てをさせてもらえる時間

みなさん、こんにちは。

僕は、バツイチです。元妻の不倫により、約15年の結婚生活は、一瞬で終わりを告げました。

離婚をするとき、息子15歳(高1)、娘12歳(中1)でした。二人とも、僕と暮らすことを望み、3人での生活がスタートしました。

二人とも、学校にお弁当を持っていく必要があったため、毎日、早起きしてお弁当をつくりました。もともと、僕自身のお弁当を作っていたので、ものすごく大変だったとかはないですが、サボれないプレッシャーはありました。

数年後、僕は再婚をしました。彼女は、僕がバツイチであり、2人の子どもがいることのすべてを受け入れて、結婚することを承諾してくれました。

4人での生活が始まり、上手くいくこと、上手くいかないこと、いろいろありました。僕と、息子と、娘の3人の親子関係が出来上がっている中に、妻は飛び込んできてくれたわけですから、いろいろあって当たり前です。

そして、再婚してから2年と少したったある日のことでした。夕飯の時間になっても、娘が帰ってきません。

なんとなく、嫌な予感がした僕は、娘の部屋にいきました。すると、明らかに部屋の荷物が減っているです。ふと、足元にに目をやると、そこには手紙がおいてありました。

お母さんと暮らします。本当は離婚するときからお母さんと暮らしたかったけど言えなかった。

そのようなことが書いてありました。その手紙を読んだ僕は、とても頭が痛くなり、気持ち悪くなり、妻が言うには、真っ青だったそうです。

自分で言うのもなんですが、僕はかなり子煩悩で、子育てには、携わってきたと自負しています。時間もお金もかけてきた方だと思います。はっきり言って元妻は、家事も育児も積極的なわけではありませんでした。

それでも、元妻の元へ、娘が去っていったのは、言葉では表現できないほど、ショックでした。

しばらく、まともに食事はできず、精神的にもキツくなり、眠ることもままならず、心療内科に通っていました。

結局、その後、元妻から、親権者変更の調停を申し立てられました。話し合いを重ねた結果、娘は、元妻と暮らすことになりました。

僕の中で、子育ては18歳、高校卒業するまで、との思いがあり、子どもには、高校卒業したら、基本的には家を出なさいと言っていました。家を出て生活することで、どれだけのことを親にしてもらっていて、それを自分でこなすことの大変さを分かって欲しかったからです。

しかし、娘の高校卒業まで、あと2年というところで、いきなり僕の子育ては、終了させられました。

それまでも、僕ができる全力で、子どもに関わってきたので、こうなっても、後悔はありません。しかし、反省するところはあります。細かいところまで、口を出しすぎだったのではないか、放任しすぎだったのではないか、もっと褒め方や叱り方を工夫出来たのではないか・・・

一人の人間としてもっと成長させられたのではないか。

いまさら反省したところで、答えはでません。子育ては、結局のところ、結果論だからです。

僕の元を去っていこうが、ただ、ただ、想うことは、幸せな人生を送ってほしい、ということだけです。狭く、小さな価値観にとらわれず、広く、高い視野を持って、人として成長し、幸せになってほしいと願っています。

こうして、突然、子育てをさせてもらえる時間を奪われた僕ですが、娘が出て行ったあとに、妻との間に新たな命が誕生しました。

僕にとっては、17年ぶりの赤ちゃんです。これまでの、経験や反省を活かし、限られた、子育てをさせてもらえる時間を、思いっきり楽しもうと思っています。

そんな、新たな子育ての様子も、今後、noteに書いていきたいと思います。

それでは、また。

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