JJ
「いま、カワイイより、”美人っぽい”が憧れ!」(2020年2月号)
「だってもう、疲れたくないよね♡」(2018年7月号)
などなど、私に刺さるタイトルと、唯一10年以上ずっと追いかけている藤井夏恋さんの表紙に引き寄せられ、私はよくJJという女性誌を手に取ります。
私の勝手なイメージですが、JJは、自立していて凛とした美しさのある女性を目指しているような気がします。外見も内面も磨いて、自分の人生は自分でキラキラさせるぞ!的な。そういう強さのある人間になりたい私は、その憧れもあってJJを読みたくなるのだと思います。
そのJJで連載されていた山内マリコさんのエッセイで、どうしても取り上げたい回があって、下記に引用させていただきました。
ここまでも十分共感なんですが、大事なのはここからです。
「20代は本当に、考えても答えの出ない問題だらけです。」
本当に、これなんです。
初めてこの文章を読んだとき、私は考えても答えの出ない問題に立ち向かっているからこんなに苦しいのだ、と答えが見つかった気がして、なんだかほっとしたのを覚えています。矛盾していますが。
この文章を読むと、自分の不安で仕方ない気持ちを冷静に見つめ直すことができるのです。
今まで苦しいことがあっても、いつか必ず終わると思って、頑張ってこれたことがたくさんあります。どんな楽しいことも苦しいこともいつかは必ず終わってしまうということに、私は苦しめられてきたし、一方で助けられてきました。
敷かれたレールの上を歩いてきた人生だったのに、突然社会に放り出され、責任を負わされ、終わりが見えないこの状況に絶望した夜が何度あったか分かりません。
でも、仕方ない。考えても答えは出ないのですから。
単純に考え方の問題ですが、この文章を読んでから、この考え方を知ってから、随分生きやすくなりました。
それでもふいに、なぜか苦しくなる夜はあるけれど、そんな時はゆっくりお風呂に浸かってしっかり保湿してお気に入りのアロマでも焚いて早く寝るしかないのです。と、開き直ることができるようになりました。
誰かがこの文章を読んで、私と同じように救われてくれるといいなと思います。