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映画 クライ・マッチョ

クリント・イーストウッド監督50周年記念作品。

監督40作目はメキシコが舞台、誘拐から始まる老人と少年+1羽(マッチョ🐓)のロードムービー。

今こそ、本当の強さの意味を問う。

人は必ず老いる。

91歳になった監督が伝えたい“大切なこと”とは?

永遠のスターを観た。

監督・製作・主演、クリント・イーストウッド。

原作は1975年に発刊されたN.リチャード・ナッシュの小説。

落ちぶれた元ロデオスターの老人が親の愛を知らない少年と共にメキシコを旅する。

監督の原点ともいえるウエスタン、西部劇の世界でスターとして一時代を生きた男が、長い人生のなかでの失敗、そして逃れられない老いにより落ちぶれてしまう。

クリント・イーストウッドはまぎれもなくハリウッドのレジェンドだが、人生のなかで多くの失敗もしている(私生活はなかなかに破天荒!)

そんな自分自身の人生を皮肉的に、また人生の教訓として描いているようにも思える。

事実、人生の折り返しを迎えた自分の胸に痛いくらい刺さるのだ。

タイトルにあるマッチョ。

若いときはとにかく自分を強く見せたがるが(自分の本当の実力以上に)、そんなことになんの意味もない。

情けは人のためならず、幸せは思いがけないところにある。

アメリカとの国境を目指す旅のなかで、温かく、ときに厳しいマイク・マイロの言葉はクリント・イーストウッド監督からの贈り物。

あんまり海外って行ったことないけど、めちゃくちゃその国の言葉を喋れなくても案外いけるのかな笑(言葉の壁)

アメリカン・スナイパー、グラン・トリノなど数々の名作を生み出してきたクリント・イーストウッド監督。

監督デビューから91歳になるまで1~2年に1本の製作ペースってすごいです!


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