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《人を観る》

“Have a good eye for people”

Students learn from their masters,

Masters learn from their students.

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武術を教える者は、「生徒の気性・性質を見極める能力」を養っておく必要があると常々思う。

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例えば、

「上手くやらなければ」

「要領を全てきちんと守らなければ」

「果たして、これでイイのか?」

という考えは武術を学び向上する上で大切なことだが・・・

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人によってはこの考えが過度になり過ぎ、

常に自己チェックに終始し、

思考のベクトルが自分にのみ集中してしまい、

逆に上手く動けなくなる。

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勤勉な人ほど、そのようになり易い。

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特に形意拳の場合、多くの要求項目があり、その全てを完璧に叶えようとすると、全く動けなくなってしまうこともある。

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そうした人を教える時は、

練習の冒頭に自己チェックを思う存分にしてもらい、

その後に全く自分に集中しない練習を沢山してもらう。

形意拳の場合は仮想敵に拳や掌を打ち込む事に集中させる。

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思考のベクトルを自分から外部へと切り替えることで、

体や心の緊張が解けて、

力みの抜けた伸び伸びとした動きができるようになる。

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呼吸をちゃんとしながら、無心になって技を練習する中で、要領を体で納得できる。

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その後でまた自己チェックをしてもらい、調整してゆけば良い。

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1人1人課題は異なるので、その生徒がどういう気質で、何に引っ掛かっているのかを把握しておかなければ的確な指導はできない。

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生徒を教えながら、

自分も「人を観る」訓練をしているのである。

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生徒は師から学び、

また

師は生徒から学ぶのである。

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(写真はイメージです(^^))

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旺龍堂代表 小幡良祐

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