見出し画像

J.S.バッハ:フランス組曲 第5番

♪お気に入りのピアノ小品を紹介しています。
自分で演奏した動画も載せていますので、あわせてお楽しみください!

 あるとき、数冊の本をネットで注文しました。そのとき、読み物だと思って買った本に思いがけず、楽譜がついていたんです。

 それが、この曲との出会いです。でも、弾いてみるととても楽しくて夢中になり、この組曲を全部弾けるようになりたいなと思いました。

5月ごろから練習を始めて、ひととおり形になったので動画におさめました。
というわけで今回はなんと、7曲セットです!(全曲の紹介は後ほど…)

 まずは1曲お聴きください。「アルマンド」という曲です。唐草模様のように、ゆるやかに流れるような旋律が特徴です。(1分40秒)

(Youtubeへのリンクはこちら)

「アルマンド」は、もとはドイツ発祥の、歩くことを基調とした踊りでしたが、それとは別に純粋に演奏するための器楽曲としても発展しました。この曲もそうです。

 今から300〜400年ほど前、フランスの宮廷を中心にヨーロッパ中に広まっていったダンスを「バロック・ダンス」とよびます。いろいろな種類の踊りがあり、また舞踏会で踊る曲順などがおおまかに決まっていました。そのバロック・ダンスの形式にならって作られているのがこの《フランス組曲》です。

 といっても、この呼び名はあとからつけられたもの。J.S.バッハは、2度めの奥さんのアンナ・マグダレーナが鍵盤楽器(クラヴィア)を練習するために、彼女の進度に合わせて曲を書いていました。これもその中に含まれていた組曲のうちのひとつですが、その曲の構成などから《フランス組曲》と呼ばれるようになりました。

 1曲1曲は舞曲の名前がついていますが、踊るためではなく、純粋に演奏するための器楽曲として作曲されているものも多いです。

第5番は、7つの舞曲で構成されています。

《フランス組曲 第5番》

1.アルマンド 唐草模様のような流れがきれいな、歩きが基調の舞曲。
2.クーラント 駆け回るような軽快な3拍子の舞曲。
3.サラバンド ゆったりとした、荘重な3拍子の舞曲。
4.ガヴォット 跳躍する動きがある、2拍子の舞曲。
5.ブレー やや速く、複雑なステップがある2拍子の舞曲。
6.ルール ゆっくりとしているけれどもステップは複雑な、6拍子の舞曲。
7.ジーグ テンポの速い、快活な3拍子の舞曲。

曲名をクリックすると、それぞれの演奏ページに飛びます。1曲ずつ聴く場合は↑でどうぞ!また、全曲通して聴いてくださる方は、以下の再生リストからどうぞ♪


 ところで、J.S.バッハについて、みなさんどれくらいご存知でしょうか?私は正直、名前以外のことはほとんど知りませんでした。本がたくさん出ているので、少しずつ読んで知識をたくわえているところです。
 1冊目に読んだ伝記は、ちょっと古かったせいか、かたくるしくて…でも2冊めに手にとったこの伝記は読みやすくて、面白かったです!そして彼の偉大さに圧倒されました。

今度はまた別のバッハの曲に挑戦しようと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


🌟Youtubeに演奏動画をアップしています🌟

🌟音楽のことを中心につぶやいています🌟


#音楽 #エッセイ #コラム #クラシック音楽 #ピアノ #バッハ #バロック