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シャミナード:メヌエット Op.23

♪お気に入りのピアノの小品を紹介しています。演奏動画とあわせてお楽しみください。

 プーランクという作曲家についての本を読んでいたとき、偶然見つけた「セシル・シャミナード」という名前――。なんとなく気になって調べてみると、すてきな曲をたくさん書いている、フランスの女性作曲家だということがわかりました。  生前はとても人気があったようなのですが、没後しばらくは忘れられていて(もったいない!)、ここ30年ほどで、また少しずつ知られるようになってきたようです。

 そんな彼女の作品から「メヌエットOp.23」を選んで弾いてみました。 

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 この曲は1883年、シャミナードが26歳のころに出版されました。彼女はピアノ曲や歌曲などを数多く手掛け、そのほとんどが出版されたそうです。出版作品と演奏活動によって、経済的に自立した最初の女性作曲家といわれています。

 この曲のタイトルである「メヌエット」はフランス発祥の優雅な踊りです。譜面上は3拍子ですが、実際に踊っている動画を探して見てみたら、2小節…つまり6拍で1セットのステップでした。なので「1,2,3,1,2,3…」ではなく「1,2,3,4,5,6…」と感じるようにしながら弾いてみました。
 はじめはちょっとすまして踊っている感じ、中間は夢見ているような、華やいだ雰囲気…その場面が遠く霞むように消えていって、またはじめの旋律に戻ってきます。

 シャミナードのピアノ作品の「メヌエット」は、他にも2曲あるので、そのうち弾いてみたいです!

🎼楽譜はこちら(IMSLP)


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