背伸びと実力(ピアノ練習日記)
先日の記事はお読みいただけましたか?まだの方は、お時間ある時に読んで(聴いて)もらえると、嬉しいです。
↑紹介している「水の精」は、5月ごろから練習を始めたので、練習期間は約4ヶ月にわたりました。正直、この曲は自分には弾きこなせないだろう・・・と初めのころ思っていました。なので、通して弾けて動画になった時点で、自己評価としては実力以上の仕上がりです。
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このごろ「実力」について考えています。
というのも今回、私は上記の「水の精」をどうにかこうにかして弾くことができたけれど、難しい曲を何ヶ月もかけて苦労して弾けるようになる・・・というのは「背伸び」であって決して「実力」ではないな、と思ったからです。
いや、背伸びは悪くないです。練習を重ねる中で学べることがいっぱいあるし、何より弾けるようになってくると、この上なく楽しいし。(弾き続けることでつく力もあると思います。)
でも、仕上がるまでの道のりが長すぎる・・・思った以上に時間がかかってしまうのは、ちょっと、ストレスでした。そんな風に感じるあたり「実力に見合った選曲ではなかった」のかな、と。
これまでは時間があったから「背伸び」という挑戦ができました。ラッキーなことです。でも、今週になって急に仕事が立て込んできて、この流れはしばらく続きそうなので、今までと同じように、たっぷりピアノを練習する時間を確保するのは、難しいだろうな~と思いました。もちろん挑戦することはできます、でもきっといつまでたっても自分が納得いく演奏には仕上がらないでしょう。
そんなわけで少し練習メニューを変えていこうと思っています。難しいと感じる曲を「がんばって」弾こうとするの控えよう・・・と。(でも、あと2曲、難しいけど仕上げたい曲がある・・・!)
しばらくは「無理のない範囲で楽しんで弾ける曲」をたくさん弾く方向にシフトチェンジです。
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ところで、前回の記事で紹介した本!
「付録」としてついていた小説があり、それを今週は読んでいたのですが「この本ができるまでの実録レポ」みたいな内容だったんですね。ピアニストの実際の活動の様子を垣間見ることができて、とっても興味深い内容でした!心の動き的なことではなく、具体的にリサイタルが開かれるまでの、練習とは関係ない数多の雑用(!)や、レコーディングの実際の様子などが具体的に描かれていました。気になる方はぜひぜひ。
そして小説を読んでいて一番驚いたのは、著者が同タイトルの音楽CDを出していた、ということです。
え、、、本とCDがリンクしてるなんて、めちゃめちゃ面白くないですか??
途中から、これを聴いてみたくて仕方がなくて・・・でも一生懸命探しても、AppleにもNaxosにも図書館にも音源がなく、ついにAmazonでポチりました。そして今日届いて、それを聴きながらこの記事を書いたところです。