タイユフェール:フランスの花々
🌟大好きなピアノの小品を紹介しています。
演奏も録ってみたので、よかったら聴いてください。
都内の庭園は今、花ざかり。Twitterでその様子が流れてきます。
きれいな花を見ることができる嬉しさと、実際に足を運ぶことができないさみしさと。カメラ持って撮りに行きたかったなあ。
出かけていって花を愛でることができないかわりに、今日はこの「フランスの花々」を紹介します。全8曲、それぞれフランスの地名と花の名前が組み合わさったタイトルがついています。風に揺れる可憐な花々を思わせる美しいメロディと、ふわりと香り立つような音の響きが好きです。
Fleurs de France
1.プロヴァンスのジャスミン
2.ギュイエンヌのひなげし
3.アンジュのばら
4.ラングドックのひまわり
5.ルションのカモミール
6.プロヴァンス高地のラベンダー
7.ベアルンの朝顔
8.ピカルディのヤグルマギク
はじめに出会ったのは「プロヴァンス高地のラベンダー」と「ベアルンの朝顔」で、たまたま家にあった「カイエ・ドゥ・ルモワンヌ」という小品集に入っていました。わたしはこの2曲がとても気に入って、他の曲もぜひ弾いてみたくなり、ネットで楽譜を探して購入しました。
以下の動画をクリックすると全曲聴くことができますが、通して聴くと10分ほどかかります。Youtubeのページに飛んでいただくと「説明」欄のタイムスタンプで、1曲ずつ選んで聴くことができますので、気になる曲だけ聴いてみたい!という方にはおすすめです。
この曲はジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)が、1930年、38歳の時に作曲しました。以前紹介したプーランクも入っていた「フランス6人組」のなかの一人で、メンバーの中では唯一の女性です。ラヴェルに音楽を教わったこともあるそうです。
タイユフェールの曲はどれも好きなのですが、国内では楽譜がほとんど出版されていません。そして輸入楽譜はちょっとお高くて手に入りにくい・・・。今は手元にある、この「フランスの花」を大切に弾いています。
🌟Youtubeに演奏動画をアップしています🌟
🌟音楽のことを中心につぶやいています🌟