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【オランダ移住】 送ラン

娘の学校は自宅から3kmほど北に行った住宅街にある。

よほど近くに住んでいない限りオランダでは12歳になるまで登下校は親が付き添わないといけない。たぶん。

移住早々に家族3人分の自転車を揃えた我が家にとって、登下校の送迎手段は自転車の一択。
季節的に寒くないのもあって、先週から自転車で送り迎えを始めた。

2,3日送り迎えしてみてふと思った。

これって親が走って送ればいいのでは?

マレーシアと違って5月下旬でも朝はまだ肌寒いオランダ。
一日のうちどこかでランニングする機会を作りたいが、夕方にさあ走ろうと思い立ってもいきなり曇って夕立になることがかなりある。

そのたびに「今日は走るなってことだな」とちょっとホッとするが、それが毎日続くと今度は「いやいや、たまには走らないとマズいぞ」と思うようになる。

そんなに走るのがイヤならやめてしまえばいいんだろうけど、7年ほどかけて身体に染み込ませたこの習慣、そう簡単に手放してはいかんと心の何処かから声がする。


というわけで、通勤ランならぬ送迎ラン、だが下校のお迎えは自転車で行くので厳密には「送ラン」とでも呼ぶのだろうか。英語だとCommute Runとでも言うらしい。知らんけど。
それを始めてみました。

今週はみごと月〜金の5日間すべてやり切って、送ランのみで合計35kmほど走ることができた。

この調子で毎日走ればわたしは着実に走行距離を稼げる。

が、ここで計算外だったのは娘のチャリ力。

自転車を買ってすぐの頃はヨロヨロフラフラチンタラだったのに、学校が決まるまでの1ヵ月間、家族で狂ったように自転車散策を繰り返したおかげで相当速くなってしまい、キロ5分くらいしか出せない今のわたしの走りだと置いて行かれてしまう。

何回か置き去りにされることがあり、そのたびに先で待ってもらったりしていたが、さすがにそれも情けない。
キロ3分半は無理としても、キロ4(時速15km)くらいでまとめられれば娘もわたしがノロいとは思わないでいてくれる気がする。よし、明日からもう少し自分を追い込んでみよう。

子どもを送った先の学校で汗だくゼーゼーの父親はまだ見たことないけど、ここは自由と寛容の国オランダ。それくらいは許されるだろう。

さ、note記事なんて書いてる場合じゃない。明日の送ランに向けてもう寝ないと。おやすみなさい。

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