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娘と私のピアノ時間

10月末に娘のピアノの発表会があった。
今回2回目の発表会。
発表会直前にスランプ気味だったが結果は如何に?!

そもそもピアノを始めたきっかけは、
娘が長い間、幼稚園に馴染めなかったこと。

友達もできず、何をして遊んでいいか分からず、
ただ時間が過ぎていく中で“自信”を失っていく姿を見て、
危機感を持った。

自分の場所を持ってほしかった。
幼稚園とは別の場所でも。
そして、自信を持ってほしかった。


こうして始めたピアノだったが、
“4歳児は未だ自走できない=親の関与率が高い” 
教材は淡々と「あなたやってみなさいよ」と言わんばかり。
くううう。
私は教師ではないのに、結構な試練だわ。
4歳児相手に必死の大人。
鬼と化すこともしばしばあり、
私のせいでピアノが嫌いになったらどうしようと反省の日々。

しかしながら、ふと思った。

私自身のピアノ歴は大したことはなく、
毎回先生とお喋りするのが楽しい時間。
親に申し訳ないことをしたなと長年思って生きてきていた。
そんな大したことのないはずの経験は、
娘のレッスンに付き合うため?
この日のためものだったのかもしれない。
そう思うと改めて親への感謝が溢れた。


何はともあれ、始めてから2年が経過し、2回目の発表会。
娘の達成感のある安堵の表情を見ることができた。
娘の今までの頑張りも本番を乗り越える様も、
尊敬の念を抱かずにはいられなかった。
一方で、
自分の関与の仕方は正解だったのだろうか。。
など、様々な思いが交錯した。

娘にとって、
今日という日は今後どんなものになっていくのだろう。

娘のことを
「〇〇ちゃんは“芯がある”から、
どんな環境に行っても大丈夫だと思います!」

そんな風に言ってくれる先生へ、
お礼のギフトと娘からの手紙を贈ると、
お返しのギフトと娘宛にお手紙をくださった。
レッスン後の帰りの電車の中で、それを読むと、
娘の顔は笑顔でいっぱいに。
全部ひらがなで書かれた温かい言葉に
思わずジーンときてしまった。

週に1回30分の時間で、先生は、
娘の良いところを見つけて肯定してきてくれた。

もしかしたら娘よりも自分(の育児)に
自信を持てていなかった2年前。

先生の娘を信じてくださる気持ちが
娘はもちろん、私のことも支えてくれていたように思う。

”娘と私のピアノ時間”は未だ続きそうだけれど、
きっとそう遠くないはず。

“娘のピアノ時間”に変わる日は。



【本日のリボン紹介】

娘のピアノの発表会用に作ったリボン♪
今まで頑張ってきた娘へのリスペクトとエールを込めて。


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