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#101 何から語るべきか…

今日という水曜日は完璧な予定を立てたはずでした。


契約したWOWOWで17:00からGLAYのライブを観る。


GLAYのライブは録画してるから、最初1時間だけ観て18:00から前半だけ川崎vsセレッソを観る。


そして19:00からは本チャン、ガンバvs名古屋を観る。


あとはガンバの勝ちさえ添えられれば完璧だと。


その喜びと希望を糧に明日接骨院に行くんだと(腰痛い)。


そう思ってました。


16:20までは。


TLに突如待った一つのツイートにより視界は悪い意味で一気にクリアに、脳内では血液がクロスしたような錯覚に陥りました。


既に色々な方がTwitterで仰られていますが、今季はコロナ禍である事を加味して「不戦敗ルール」が設けられました。
しかしTwitterにも書きましたが、現実問題としてこの不戦敗ルールが現実味を帯びてくるのは10月以降でしょうし、今日の延期で不戦敗になる事はおそらくないでしょう。ただ、そもそもこの試合がACLの日程を空ける為の試合だった事を踏まえると、東京五輪より前であればおそらく日程を入れられるのが5月19日しかありません。結果的にこれは名古屋を巻き込んだ形にはなってしまったのは確かで…。

Twitterを開いてみると、結果的に巻き込んだ形になってしまった名古屋サポの皆様のツイートが暖かいものが殆どで、ホッとしているというか、ありがたいなあと感じています。

正直なところ、…厳密な意味では私はクラブ関係者でもなんでもないただのファンなので当事者じゃないですが、当事者になって初めて気付く事というものはあります。
去年のJリーグで言うなら鳥栖の時も、柏の時も、それこそ名古屋の時も。勿論これらのチームや罹患した選手を叩くのは論外ですし、そんな発想に至る訳もありません。純粋にとりあえず第一に回復を…と思っていた事にも嘘はありません。ですがやっぱり、あの時の自分は他人事としてそれが言えていたんだろうなぁ…とも思います。これは今、自分がこうして気付いた事として他サポの方に伝えておきたい事ですし、今回の名古屋さんの好意的な…好意的なっていうとちょっと言い方変ですけど、優しい対応がすごく目立つのは名古屋さんサイドが当事者だった経験を持つからなのかな、とも思っています。

結局のところ、今回は名古屋を巻き込む形になってしまった訳ですが、リーグを続ける上では全チームが責を負わなければならない訳ですし、このご時世ではそれに付き合う事でしかシーズンを消化する事が出来ないのも事実です。

それと同時に、リーグを進める為に巻き込む形になったチームにも責任を負わせる以上、当事者サイドになってしまった方はある程度のジャッジが下される事も覚悟しなければならないし、それは甘んじて受け入れなければなりません。実際問題、その可能性は限りなく低いとは思いますが、不戦敗という判断がこの試合に対して下される可能性だってゼロではない。今回の場合、不戦敗というジャッジが下されたのならば、それを受け入れる事は謝罪が必要ない事の代償なんだと思っています。私はこのnoteでルヴァン杯の決勝日程が延期になった際にFC東京にも救いのある形を…的な事を書いてしまっているので、それがガンバに降りかかった時にもそこの自論は貫く必要がある。要するに、今まで他人事だった時の自分の感情と比較した時、コロナが絡む今年のJリーグでは「自分の応援しているチームだから」「自分の応援しているチームじゃないから」という次元の話ではない事は色んな意味で痛感しました。

他サポの方の優しさには感謝しつつ、ガンバ側はガンバ側で「何か」は覚悟しなければいけない。というか全サポが「覚悟」と「優しさ」を持ち合わせる必要があるし、今回の名古屋サポのようなリアクションを今度ガンバが巻き込まれる形になった時もしなくてはならない…今はそういうところにまで思考を張り巡らせないといけないシーズンになってしまった訳ですから……それはきっと、これまで気付かなかった事に気付くきっかけにもなるのかもしれません。


最後に、ガンバの感染がこれ以上拡がらない事、感染された選手・スタッフの一日でも早い回復を、そしてなによりも無理だけはせずに……。


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