青い鳥はロバの耳

好きな諸々、読書、音楽、日記、思い出など。ネットはただの趣味。想像とリアルと思考と嗜好…

青い鳥はロバの耳

好きな諸々、読書、音楽、日記、思い出など。ネットはただの趣味。想像とリアルと思考と嗜好の世界を垂れ流す。更新不定期

最近の記事

家族全員で某感染症になってへばったりしてますが、いきてます✌️

    • 17歳のカルテ (映画 ジェームズ・マンゴールド ウィノナ・ライダー アンジェリーナ・ジョリー)

      ※自傷・自殺に関わる内容が含まれます。 スザンナ・ケイセンのノンフィクション自伝が原作、主演ウィノナ・ライダーが原作を気に入り、製作総指揮をとって映画化された。 原作者も主演も境界性パーソナリティ障害の経験者であり、心理描写のリアリティに溢れる作品。 (ネタバレを避けたあらすじ) 舞台は1960年代アメリカ。 18歳のスザンナは、突然ウォッカ1瓶とアスピリン1瓶(鎮痛剤)を一気飲みして救急搬送された。  スザンナは病識が無く、自殺する気も無かったが、何かに苛立ちや不安

      • 我が家のバレンタインチョコは9割以上、子供が食べ尽くしました 縦に育ち盛りだから許す

        • "Have a nice day!"

          学生時代、初海外で行ったヨーロッパの思い出話。 飛行機下りたら現地時間で夜遅めにホテル着だったので、泥のように眠りこけた。 起きてぼんやりした頭で朝食を食べにホテル内のレストランへ行った。 空いていた席が長机の中途半端なスペースだったので、近くの席で先に食べてるお姉さんに (おはようございます。ここ空いてますか?)と聞いて、空いてるとのことなので、自分は席に着いて注文した。  近くの席のお姉さんは先に食べ終わり、こちらに目配せをして、にっこりして"Have a ni

        家族全員で某感染症になってへばったりしてますが、いきてます✌️

        マガジン

        • 映画
          5本
        • 疾病・障害福祉窓口の話
          3本
        • 7本

        記事

          自己認識の始まりの思い出

          自分は今、30代。 実家を出て、配偶者と子供と暮らしている。 一人で外出して歩いている時、たまにふと思うこと。 もしかして、自分が30代なのも、配偶者がいて子供がいるのも、長い夢か自分の空想の産物なんじゃないのか?本当に、本当に、実在するのかな?ってこと。 この感覚、昔から形を変えて、時々ある。 初めてそれに気付いた時のこと、よく覚えている。 自分は2歳で、幼稚園に入る前の年のことだった。 晴れている平日の午前のことだった。 ドレッサーの鏡に映る自分と、不意に目

          自己認識の始まりの思い出

          なんか珍しく職業や社会問題絡みの記事を3つほど載せましたが、気が向いたら稀にこんなのも不定期で書きます。コンプライアンスの範囲内で。

          なんか珍しく職業や社会問題絡みの記事を3つほど載せましたが、気が向いたら稀にこんなのも不定期で書きます。コンプライアンスの範囲内で。

          疾病・障害福祉窓口での話③

          (行政職からの目線のお話です。) 20代半ば頃に働いていた、中規模の都市の、疾病・障害福祉窓口のちょっとした日常を参考にした話を幾つか。 8050問題と障害福祉行政 手当制度の利用を継続するための書類(現況届)が、自宅に数回郵送しても提出されない人がいた。 本人は50代で中度知的障害があり、80代の母と2人暮らし。父は既に他界。おそらく一人っ子。 住民票は、何十年も同じ住所に置いている。 例年、提出が遅れがちだっただろうか?と思い、過去数年の提出履歴を見たら、去年まで

          疾病・障害福祉窓口での話③

          疾病・障害福祉窓口での話②

          (行政職からの目線のお話です。) 20代半ば頃に働いていた、中規模の都市の、疾病・障害福祉窓口のちょっとした日常を参考にした話を幾つか。 来年なんて誰にも分からない話 5月のある日 障害のあるご本人が窓口に来た。癌の影響で障害が残ったとのことだった。 利用したい制度のことで説明、所得制限をクリアしているか確認したところ、制限額を超過していた。 就労状況を聞き取ったところ、現在は無職で去年の12月末に退職。所得制限をクリア出来る見込みがあるのは来年の夏以降。まだあと1

          疾病・障害福祉窓口での話②

          疾病・障害福祉窓口での話①

          (行政職からの目線のお話です。) 20代半ば頃に働いていた、中規模の都市の、疾病・障害福祉窓口のちょっとした日常を参考にした話を幾つか。 年1回だけの手続きのために3日連続で来た方の話 毎年1回決まった月に必ずやる手続きのため、3日連続で来たご高齢な方がいた。  受付簿を見たら一昨日に手続き完了しており、備考欄に「(昨日の日付)も手続き完了したことを忘れて本人が来庁した」と記載がある。 マイナンバーカードで本人確認しており、特段、代理申請でもないので、家族や後見人では

          疾病・障害福祉窓口での話①

          世界の食材を使った珍しい手抜き飯

          普段、本や映画や音楽の記事が多くなりがちなので、たまにはグルメ系の話でも。   精神疾患でまあまあ長期間の自宅療養中なので、配偶者や子供が家にいない時は一人で食事するわけだが。 あまりにも変わり映えしない食事してたら、精神衛生上よろしくない気がする。つまるところ飽きる。 (自分自身が生活にそこそこ変化を求めたいタイプだからだろうけど。) というわけで、めちゃくちゃ簡単な、日本で生活してたら珍しいかもしれない簡単料理をご紹介。 余談だけど、袋入りの野菜ミックスサラダと

          世界の食材を使った珍しい手抜き飯

          子供の頃からずっと、無意識のうちに脳内へ文章が大量に湧き出まくるので、自分にとって書き起こすこと自体がデトックス行為です。 ただ、文章をネットの海に放り投げる前に表現の妥当性を問う必要性があるため、書き終わったら下書き保存して、半日くらい後か別日に通読してから公開しています。

          子供の頃からずっと、無意識のうちに脳内へ文章が大量に湧き出まくるので、自分にとって書き起こすこと自体がデトックス行為です。 ただ、文章をネットの海に放り投げる前に表現の妥当性を問う必要性があるため、書き終わったら下書き保存して、半日くらい後か別日に通読してから公開しています。

          KOTOKO(映画 塚本晋也 Cocco)

          ※R15指定 自傷・暴力等の表現が含まれる映画です。 シンガーソングライターのCocco主演の映画。 【ネタバレを避けたあらすじ】 主人公の琴子は、乳児の息子を東京で一人で育てる未婚の母。統合失調症?と思しき幻覚幻聴があり、「世界が二つになっている」感覚がする。 彼女は生きるために、とにかく身体を切る。 血の味や匂いは海にとても似ていて、生き物は海から来たんだ、と思う。 歌っている時だけ幻覚幻聴が治まる。 彼女はそれを「世界がひとつになる」と感じる。 ちゃんと子供

          KOTOKO(映画 塚本晋也 Cocco)

          仮面ライダー龍騎(特撮 平成ライダー 2002年)

          【お知らせ】 とんでもなく長い記事になりました。 目次ちゃんと作る… 本編観たことある人向けになってしまった。 感想文だと思って読んだ方がいい。 まえがき自分は、きょうだい構成が男女混合、かつテレビが家に1台という環境で育ったので、1990年代~2000年代の戦隊・仮面ライダー・ウルトラマン・その他特撮と、セーラームーン・おジャ魔女・プリキュアあたりは、多少飛び飛びでも大体観てた。 7:30~戦隊 8:00~仮面ライダー 8:30~おジャ魔女(→明日のナージャ→)プリキ

          仮面ライダー龍騎(特撮 平成ライダー 2002年)

          美男子と煙草(太宰治 短編小説)

          (↑全編はこちら) 独りで何かと戦って、どうにも悲しくなったときにとてもよい、短編小説。たぶん十数分あれば読める。 主人公「私」は太宰治、著者本人。 そんなとき、雑誌社の若い記者が「上野の浮浪者と太宰が一緒に写っている写真を撮りたい」と妙な話を持ちかけたので、太宰は記者と共に上野へ向かった。 太宰は上野の地下道で、10歳前後の浮浪児達が煙草を吸っているのを見かけ、哀れみを感じ、咄嗟に焼鳥を買い与えた。 太宰は、浮浪児達が皆、美男子であったこと、どん底に落ちても煙草を

          美男子と煙草(太宰治 短編小説)

          女生徒(太宰治 短編小説)

          (↑全編はこちら) おそらく今までで読んだことがある短編小説の中で、一番好きだと思う。 時代背景は昭和の第二次世界大戦中、14歳の眼鏡をかけた女生徒「私」の一日を描いた短編小説。 別に何か大きな起承転結があるわけじゃない。 この小説の面白いところは、14歳の少女の多感な感性を、30歳頃の太宰治が描いている点。 人の思考ってその人のフィルターを通して送受信されると個人的に思ってるんだけど、14歳の少女という設定で発信する発想が好い。 今の自分自身は14歳の少女とかなり

          女生徒(太宰治 短編小説)

          古語の「ゆかし」現代に復活してほしい

          小学館 全文全訳古語辞典より ゆか・し 動詞「行く」の形容詞化した語。そちらの方へ行ってみたくなるほど興味がひかれる、がもとの意。そこから、知りたい、見たい、なつかしい、恋しい、などの意が生まれる。 ❶興味・関心をひかれる様子。 知りたい。見たい。聞きたい。 ❷なつかしい。恋しい。慕わしい。 好奇心旺盛な自分にとって一番惹かれる言葉。 全く同じ意味の現代語が今のところ見当たらないから、心の中で(ゆかし…)と言っている。 関心あるから行って知って、聞きたいし見たい

          古語の「ゆかし」現代に復活してほしい