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仮面ライダー龍騎(特撮 平成ライダー 2002年)

【お知らせ】
とんでもなく長い記事になりました。
目次ちゃんと作る…
本編観たことある人向けになってしまった。
感想文だと思って読んだ方がいい。


まえがき

自分は、きょうだい構成が男女混合、かつテレビが家に1台という環境で育ったので、1990年代~2000年代の戦隊・仮面ライダー・ウルトラマン・その他特撮と、セーラームーン・おジャ魔女・プリキュアあたりは、多少飛び飛びでも大体観てた。

7:30~戦隊
8:00~仮面ライダー
8:30~おジャ魔女(→明日のナージャ→)プリキュア
は、日曜朝にテレビ付けっぱなしにしてたら続きで放送されてた。

特に気に入った作品は、成長してからまた観てる。

今回はその中でも、仮面ライダー龍騎の世界観やキャラクターの好きなところや感想を語りまくります。

2024年現在、20代後半~30代前半のくらい人はリアルタイムで観てたかな?

仮面ライダー龍騎の世界観について

概要

戦わなければ生き残れない!」がキャッチフレーズで、仮面ライダー13人+αがでてくる。

ちなみに、テレビシリーズ本編・テレビスペシャル・劇場版EPISODE FINAL・小説版・仮面ライダージオウスピンオフRIDER TIME・仮面ライダーアウトサイダーズ・MOVIEバトルロワイヤル等等あり、設定がそれぞれ異なる。最新のスピンオフ作品は何と2023年。増え続ける世界線と公式設定が果てしない。

特に注意書きが無ければ、テレビシリーズ本編をベースに書いている。

(↓作品概要の詳細は長いので、うろ覚えの方はリンクで。このへんに載ってる。もちろん面白い。)

世界観に関する背景や私見など

放送前年の2001年9月11日、2002年放送予定のライダーの企画会議中に、アメリカ同時多発テロ発生。

テレビ朝日から東映に、『今こそ子どもたちに正義を教えたい』というお題を出されて、生まれた作品。

東映の当時のプロデューサー曰く「子どもたちは自分=ヒーロー。安易にヒーロー=正義と描くと、自分=正義となって、それは自分だから正しい、自分じゃないから間違っているという勝手な考えを誘発する。」

…じゃあ、正義と正義がぶつかり合ったら?ということで、こんなにも多くのライダーが登場する。

個人的に、ライダー達は世界の縮図であり、人の心のシンボルのようなものだと思った。
憧れ、欲望、邪悪さ…リアルな世界で生きる人間ってそれらのキメラみたいなものだから。

登場するライダーについて

①仮面ライダー龍騎/城戸真司

巻き込まれ系主人公。ジャーナリスト見習い。
俺はモンスターから人を守るために、仮面ライダーになったんだ!!」という、願いありきで参戦したわけではないライダー。また、同士の戦いを止めたい。

OREジャーナルの編集長には「祭りの取材に行ったらいつの間にか神輿を担いでいるタイプ」と称される。
真っ直ぐで、戦いの意味に悩んで悩んで、だんだん回を追うごとに周囲を変えていく。巻き込まれ系だったのに、最終的には巻き込み系になってる。

こういう良い意味で人間くさい愛されキャラ、ものすごく羨ましいから、憧れる。
だからこそ、テレビシリーズの彼の末路は涙無しには見れない。信念を貫いたからこそなんだけど。

吹っ飛ばされるときに「ぬわぁー!」と言ったり、変身後に「っしゃあ!」って言ったりするの、個人的にかなりツボ。

②仮面ライダーナイト/秋山蓮

意識不明の恋人(恵里)を救うために戦うもう一人の主人公。「例え世界中を敵に回してもそいつを死なせたくないと思う。それが間違っているかどうかなんて関係無い。そのためだけに俺は戦う」と言っている。

喧嘩っ早くて頑固で皮肉屋で敵を作りやすく、孤立しがち。戦いにドライになりたいけど、ところどころなりきれなくて、他のライダーにトドメをさせないシーンがあったり。

城戸真司(龍騎)との友情と、恵里を助けるために最後まで生き残ることで、心が揺れる。

胸の内は見せずにひたすら戦わなければいけない気持ち、何かを守るために戦った経験がある人には、通じるものがあるんじゃないかな。

(2021年にYouTubeで公開された、秋山蓮を演じる松田悟志さんがナイトのキャラソン歌っている動画が素晴らしいから、ナイト推しの方は是非)

③仮面ライダーシザース/須藤雅史

闇堕ち蟹刑事。
子供の頃「え!?ライダー喰われて死ぬの!??」ってかなり衝撃を受けたっけ。

成人してから見たら、蟹刑事も闇堕ちする前は、志をもって正義のために働こうとしてた頃があったのかもな…って、ライダーというよりも職業人として、複雑な気持ちになった。自分自身が公的機関で働いてるからっていうのが結構大きい。腐敗したくないな…


④仮面ライダーゾルダ/北岡秀一

スーパー弁護士。役名より「先生」の方が馴染みあるような気がする。「俺はな、人間の欲望ってやつを愛してるんだよ 」というセリフが彼を象徴している。
密かに不治の病に侵され、永遠の命を得るために戦っている。つまるところ、自分のために戦っている。

ぱっと見は気さくで、内面はナルシストで利己主義。信頼できるのは秘書のゴローちゃんくらい。利己主義と見せかけて、自分と近い境遇の人には優しい。「こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない」ので、残り少ない人生を楽しく生きることが最後の願い。なんやかんやライダーを一人も殺してない。
最終的に、欲望よりも愛することを選んだ…と自分は解釈している。

個人的に、13人ライダーの中で一番自分の素の性格に近いと思う。気さくそうだけど内面は傲慢で享楽的で、内心は病に怯えてるはずなのに平静を装って、いろいろ言ってるけどたまに情に流されるし、なんやかんや争いが好きじゃないところが。

北岡先生の死後のマグナギガ、どうなったんだろ。


⑤仮面ライダーライア/手塚海之

占い師。「俺の占いは当たる
ライダーの戦いを止める方向性は城戸真司と同じ。
占いの結果が良くなくても、運命は変えるべきというスタンス。達観していて自己犠牲的で、運命を変えるために自分の命さえも投げ打ってしまう。

実は個人的に一番憧れているライダー。運命を変えるために、優しい嘘もつきながら進んでいくってかっこいい。
あと、親友を殺したモンスターを仕留める時だけ、「こいつは俺が殺る」と血相変えて、本気で戦うところも熱い。「俺の占いが…やっと…外れる」が遺言。

(TVシリーズ中心に書いたけど、シリーズによって占い師以外の設定がものすごくブレるのは何故なのだ…
ピアニスト齋藤雄一の親友、蓮の彼女の小川恵里の元彼、まさかの芝浦淳の彼氏…)

⑥仮面ライダーガイ/芝浦淳

大企業の御曹司でドラ息子の大学生。
デスゲーム大好きすぎてライダーに参入。
願いは特に無くて行動力がある、ってこういうことなのかな?と思いながら見ていた。今のところ現実社会でこのキャラに近い人に遭遇したことはないけど、「人生はゲーム」の意味をこういう形で捉えたら、破滅が待ってるのかもしれない。心の痛覚の鈍さが成し得たこと…とでも言えようか。

ガードベント、仮面ライダーゲイなど、ファンから変なあだ名つけられがち。このお方もシリーズによって設定が結構変わる。RIDER TIMEで演じている一條さんが台本読んでそっ閉じ(自主規制)

⑦仮面ライダー王蛇/浅倉威

脱獄犯ライダー。20年以上語り継がれる名言が多い。
イライラするんだよ! 」   「お前が近くにいたのが悪い」「 祭りの場所はここか?
(首回しながら)あ"ぁー←これスーツアクターさんのアドリブ動作なの凄い。

バトルを進める立役者。なんやかんや13人ライダーのうち8人殺ってる。 

子供の頃、めっちゃ怖すぎて、演じている萩野さんがシャンゼリオンの暁と同一人物なの気付かなかった。

個人的に、成人してから観た時に「殴られるか殴られてないと落ち着かない」という言葉にぞくっとした。
自分自身、精神疾患あるんだけど、暴れるか傷つけるかしないと落ち着かなくなる状態は、自分の中にいる王蛇かもしれない。

2023年に、戦いの無い新しい世界での浅倉威は凶悪犯ではない…という衝撃の公式設定爆誕。汚れ仕事ではあるが。(仮面ライダーアウトサイダーズにて)

撮影当時の、仮面ライダー王蛇を演じる萩野さんのインタビュー動画がものすごーーーーく面白い。
当時29~30歳頃。諸々凄い。

↓祭りの場所はこちら

⑧仮面ライダータイガ/東條悟

英雄になりたいサイコパス大学院生
(25歳設定なので少なく見積もって1浪か1留以上?)

大人しい好青年と見せかけて、「英雄になるためには犠牲が必要」と銘打ち、研究室の香川先生や仲村君を殺って、仲良くなった佐野(インペラー)も襲い、「英雄になるため」と自分に酔いしれる。

浅倉(王蛇)が昔ながらの悪人なのに対し、東條が現代の悪人、と何処かで云われていた。
何者かになりたくて燻る心が、英雄願望やライダーバトルと組み合わさり、自己陶酔も付加され、とんでもないことになった人だなぁと思っている。ぱっと見は全く危なくなさそうなのが余計に怖い。

何かになりたい、賞賛されたい、注目されたい、等という他己評価を軸にして、それがへし折られたら途端に弱くなる。北岡(ゾルダ)の「英雄ってのはさ 英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。お前、いきなりアウトってわけ。」という何の気もない言葉で完全に心折れたのが象徴的。

元々、タイガは悪人設定ではなかったが、キャスティングに差し当たり、演じる高槻さんが試しに悪人ぽく演じたところからこのキャラクターになった…とインタビューで見た。すごい怪演。

誰かに「英雄」と本当に言われた瞬間を、望んだ本人が見ることは無かったのが切ない。

個人的に、東條悟は全然特異ではなく、彼は「特別な何者かになりたい欲求」という形でいろいろな人間の心の何処かに居て、それが具現化された存在なのだと解釈した。ただ、その方向性が人それぞれ。

⑨仮面ライダーインペラー/佐野満

大金持ちの会社経営者の親に勘当された元ボンボン。
明るくてノリが軽い。そのノリでライダーバトルに「大金持ちになりたい 」という願いを引っ提げて参戦し、とんでもないことになる。

途中で親の財産と会社が転がり込んできて、いきなり願いが叶ってしまった。戦いからの離脱を望むも、神崎士郎はそれを許さない。

「戦わなければ生き残れない」ということは、戦いに賭ける望みと関係無しに、戦い続けないと死ぬ…ということに、後から気付かされる。そして、最期は戦いでデッキを壊され、ミラーワールドから出られなくなり消滅。せっかく願いが叶ったのに。

もしも、ライダーバトルに賭けた願いが、戦って生き残るよりも先に叶ってしまったら?という問いに対する、恐ろしい答えのためのキャラクターかな、と思っている。

⑩仮面ライダーベルデ/高見沢逸郎

TVスペシャルのみ登場するライダー。
巨大企業グループ総帥のカリスマ実業家。
(ここまで記事書いてて思ったけど、13人ライダーのうち何人目のお金持ちでしょうk…おっと脱線)

競争社会のシンボルみたいな人、と解釈している。
今の世の中はライダー同士の戦いと同じだ。
生きるってことは他人を蹴落とすことなんだ。
人間はみんなライダーなんだ。
」…という名台詞。

他人を蹴落とすかどうかは別として、人間がみんなライダーなのは、個人的にその通りだと思っている。
無意識でも、武器など持たなくても、それぞれの正義を持って毎日心と心でぶつかり合って生きてるから。

社会的な成功者の中には、ベルデみたいな人が本当にいるんだろうな。自分は小市民なので、そんな人物とダイレクトに顔を合わせる機会など、今のところ無いけど。

⑪仮面ライダーリュウガ/鏡像の城戸真司

鏡像の城戸真司が変身するライダー。 
ミラーワールドの城戸真司なので、性格も真反対。
寡黙かつ狡猾で、好戦的。
現実世界の城戸真司の体を乗っ取り、一体化してライダーバトルに勝ち残ろうとしている。

鏡像の城戸真司、城戸真司と同じ顔で同じ服なのに、表情のせいで全然違う人に見える。城戸真司のふにゃっとした笑顔、鏡像の城戸真司のきりっとした黒笑い。凄い演技。

子供の頃に初めて観た時、もしかして全ての人間に鏡像の存在がいて、みんな正反対の性格なのかな…とか思ったりした。仮にそうだとしたら、人間社会ってどうなるんだろう。もしも、鏡像の世界の方がマシだったら、皮肉だな。

⑫仮面ライダーファム/霧島美穂

劇場版EPISODE FINALのみ登場。
結婚詐欺師ライダー。
演じてる加藤夏希さんがロボコンのロビーナちゃんと同一人物だったこと、子供の頃に衝撃的だった。

浅倉(王蛇)に姉を殺され、浅倉と弁護した北岡(ゾルダ)を恨んでいる。

戦いに賭けた願いは、姉を生き返らせること。
結婚詐欺は姉の遺体を冷凍保存する費用稼ぎのため。

テレビシリーズでライダー8人殺った王蛇を、劇場版で仇討ちしている。

城戸真司に心を動かされるも、それを逆手にとった鏡像の城戸真司(リュウガ)に翻弄される。

致命傷を負って息絶えた彼女が、都会の街中でそのままなのが虚しくて、子供の頃に初めて観た時からよく覚えている。

⑬仮面ライダーオーディン/変身する人物無し

ライダーバトルのラスボス。
実体がない神崎士郎の分身で、代理として戦う。
新しい命を拒否した神崎優衣の消滅に伴い敗退。

ちょっとライダーとは話逸れるが。
子供の頃はオーディンのことをラスボスとしか思ってなかったんだけど、現代ではオーディンに近い(と個人的に思った)存在が世界で問題視されていて。

数年前、国連で自律型兵器、いわゆる殺人ロボットが、実体を持つ人間の代理として戦争に利用されることを禁止すべきという議論が実際に行われた。
もう実際に開発している国があるのに、国際法が追いついてなくて危険視されている。

べらぼうに強くて人間じゃないやつと戦わなければならない世界線が、龍騎放送当時から20年以上経った現代で、本当に発生してしまいそうになっている。
ライダーバトルよりも余程リアルに。

☆オルタナティブ/仲村創

擬似ライダー。
香川研究室でタイガのデッキを基に造られた。

かつて神崎士郎や小川恵里(=秋山蓮の彼女)と同じ研究室にいた大学院生。
東條(タイガ)と共に、香川教授の研究室に在席。
神崎士郎の実験で、当時在籍していた研究室の仲間を全員失い、士郎や優衣のことを憎んでいる。それゆえ、ミラーワールドを閉じようとしている。

ライダーバトルに参戦するライダー達は、ミラーワールドありきで戦っているが、擬似ライダーはその前提のミラーワールド諸共無くすために戦っている。

仲村はキレているシーンが多い。
自分の触れられたくない過去について面識無い人にいきなり触れられたら、そりゃ怒っても無理はないだろう、と成人してから本編見て思った。

★オルタナティブゼロ/香川英行

擬似ライダー。
香川英行は瞬間記憶力を持つ天才の大学教授。
正義感が強く、家族や教え子への愛情は深い。

たまたま神崎士郎の研究資料を見てミラーワールドにを知り、ミラーワールドの脅威を止めるために神崎優衣を消そうとする。

頭に血が上った仲村や、英雄の意味を履き違えた東條(タイガ)をたしなめるなど、教え子思いだったと思う。

東條(タイガ)は最後に、香川親子を重ね合わせた親子を咄嗟に助けようとしたくらいだから、巡り巡って香川教授の愛情は届いていたはず…と思っている。

ところで、瞬間記憶力って覚えたくないことも覚えて忘れられないから、辛いだろうな。


ライダーを取り巻く人々


神崎士郎・神崎優衣

成人してから観て気付いたんだけど、思いっきりネグレクトの被害者だ。
現実がしんどすぎて、ミラーワールドのモンスター生み出してしまう。そして、モンスターが人を襲い、ライダー同士が戦わされる。

小さな兄妹の絶望と孤独が、二次的に甚大な犠牲をもたらしてしまった。

大人が子どもを大切にしなければならない理由って、義務とかだけじゃない。何者になって、どんな世界を創るか未知の存在だから。

今、自分が生きている世界を愛したい、愛せるようになりたいと感じるならば、その気持ちを幼い者達に向けるべき…と思った。

神崎兄妹が新しい世界を創って、とてもほっとした。

ところで、神崎兄妹のインタビュー動画みてほしい。
優衣ちゃんの中の人のキャラクターに癒され、神崎炎上(意味深)でめっちゃ笑った。

神崎沙奈子

喫茶店・花鶏の店主で神崎兄妹の叔母。
ぶっ飛んでて大好き。

私の勘に間違いは無いわ」という名言や、ズバズバ言ってる内容の鋭さが絶妙。
(個人的に、当たる手塚占いについて「儲からないでしょ」と、本人へバッサリ言い放ったのが優勝。)

紅茶にこだわりがあるので、世界中で紅茶を厳選して仕入れて店で出している。

だから、新しい世界で、真司が花鶏のメニューにコーヒーが無いの知らなくて、ああ本当に覚えてないのか…と思った。

OREジャーナル

大久保編集長の懐の深さといったら…!!!
最終的にミラーワールドのことや戦いのことまで、真摯に聞いて受け入れてくれたのを見て、安心した。
芝浦淳(ガイ)に乗っ取られてビラ配りさせられてる時はどうなることかと思ったけど。
一時的に自席を花鶏にほぼ勝手に移すあたり、自由すぎて笑える。

令子さん、子供の頃は勝手に若々しい見た目のベテランなのかと思ってたけど、若い精鋭設定だったのね。
浅倉(王蛇)に「俺を殴れ」と言われたシーンを見て、それなりに恵まれて生きてきた人なのかな?と成人してから思った。

島田さん、キャラもヘアメイクも強烈すぎて、後にスマートブレインのお姉さんと同一人物に見えないw
龍騎の番組打ち上げか何かで、他キャストに気づいてもらえなかったエピソード最高。
シノラーにメガネかけさせたみたいな風貌と、芝浦淳(ガイ)をも倒せる天才的なコンピュータ技術が素晴らしい。

浅野さん
(北岡弁護士事務所でもあるけど一応こっち)
ドジっ子というレベルじゃねぇwww
でも、真司がミラーワールドから出てくるのを目撃して「そういう手品」で納得する人で良かった。

個人的にOREジャーナルのエアコン壊れた回が、撮影現場が暑すぎるという事実から出来たエピソードなのが好き。

ゴローちゃん(由良吾郎)

(ゾルダに変身したことあるからゾルダの項目に入れるか迷ったけど、見出しを独立させた)

超人。

あの眼光で、口笛下手くそな料理上手なのすげぇ。
義理堅さを体現しているお方。
変身してない状態で、何であんな戦闘力高いんだよ。


子供の頃、この人は多分後で別のライダーになるんだろうと思ってたら違ったから、別の意味でびっくり。
(しかも、2019年のRIDER TIMEで再びゾルダに変身したとか。)

小川恵里

秋山蓮の彼女。
神崎士郎の実験で意識不明になった大学院生。

天涯孤独。
メリーゴーランドが嫌いな理由が「メリーゴーランドで1周している間に両親がいなくなってしまうんじゃないか不安」なんだとか。

テレビシリーズで、病室で力尽きた蓮を見て「こんなところで寝てたら風邪ひいちゃうよ?」と言っていたけど、

最終回放送直後のCMで「真司くんと蓮のこと、忘れないでね」と視聴者に呼びかけたのも、おそらく恵里だろうと言われている。(蓮だけ呼び捨てだから。)

ところで、不器用な蓮の優しい心を、ライダーバトル開始前から見抜いて理解しているあたり、人のことよく見てるよね。勘が鋭い恋人…って凄い。
(個人的に、恵里が起きてる状態もっと見たかった。)

あとがき

ここまで読んでくれた方ありがとうございました、
めちゃくちゃ長かったでしょ?

何かの物語を観る時って、同じものを観ていても、今この瞬間の自分のフィルターを通して脳内に入ってくるから、自分の人生経験も付与された価値観で観るわけで。

仮面ライダー龍騎は大勢のライダーのヒューマンドラマで、社会の正義と正義が詰まっていて、そういうところに心惹かれる。

誰もがみんな、自分で自分のことを正義だと思いたいし、自分の主人公は今の自分でしょ。

今の自分とは少し時間を置いて、また観たい。


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