見出し画像

鷲ヶ峰(霧ヶ峰高原)

実のところ出かける数日前から、持病の「坐骨神経痛」が再発していた。昨年11月には強烈な痛みが発生し、寝返りが打てない状態が年末まで続いた。そのさなかに訪れた「美ヶ原」。アップダウンが少ない美ヶ原さえも歩けず、撤退を余儀なくされたが、その時と比べれば今回はかなりマシ。なにせ寝返りが打てる(笑)

数日前から、美ヶ原へリベンジに行こうか、それとも霧ヶ峰(車山)へ登ろうか思案していたが、当日になって美ヶ原を目指し、途中にある八島湿原ビジターセンターにトイレ休憩で立ち寄ったがために、眼前に広がる「鷲ヶ峰」へ登ることとなった。腰の具合が良ければ下山してから八島湿原を周回したい。念のため、家を出る前に、ロキソニンテープを臀部に貼ってきた。イザ入山。

鷲ヶ峰は標高1798m、山頂に続く尾根とその両側に切れ落ちた谷が、翼を広げた鷲のように見える。同様の理由で名づけられた北アルプスの鷲羽山ほどではないが、なかなか立派な山容をしている。

左奥が山頂

登山口(八島湿原駐車場)からは小一時間で山頂に辿り着く。

崩れケルン

登山日和。風は弱く穏やかで、汗もあまりかかない。

振り返ると八島湿原の向こうに八ヶ岳と富士山

鷲ヶ峰は二度目。腰の調子が良ければ和田峠方面へ少し下りてみようとも思ったが無理はしない。可笑しなもので登りも下りも歩行中はほとんど痛みや違和感を感じなかった。

登頂

鷲ヶ峰を含む霧ケ峰高原や美ヶ原高原の山々の素晴らしさは360度の眺望。北アルプスから中央アルプス、南アルプス、富士山、八ヶ岳などが見渡せる。夏であれば登山装備がなくても登れるが、ゴロゴロザラザラの箇所があるので下りの際はスリップには要注意である。山頂にはベンチが2つ用意されているが、山頂自体がそれほど広くは無いので、後の登山者のためにも長居はしない。水一杯を喉に流して下山の途につく。

諏訪湖と中央アルプス(山頂にて)
いつまでも歩きたい稜線
岡谷の街と御嶽山
乗鞍連峰
高ポッチ高原の向こうに穂高連峰、槍ヶ岳(北アルプス)
甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳(南アルプス)
車山と八島湿原

正面に、八島湿原に浮かぶ富士山を見ながら無事下山。駐車場から南へ移動してグライダーが見える場所でランチタイム。のんびりとした時間を過ごしてから上諏訪に下りた。

すっかりご無沙汰の「片倉館」

近辺の山から日帰りしていた頃によく利用した「片倉館」。上諏訪で宿泊するようになってからはほとんど行っていない。

山行日:2024年5月18日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?