家庭内教育のICT化
ボランティアを通し、子供の教育や成長を考え、ITを仕事にしていることから、我が家も子供の教育をICT化しました。
この1ヶ月程度、いろいろ工夫した結果、子供の成長が見れたので、何を実施したのかまとめてみます。
我が家のステータス
私: IT系の会社員。主に組織開発やプロダクト運営周りを担当。
妻: 教員
娘1: 3歳(対象)
娘2: 0歳4ヶ月
ICT化に至った問題
今回ICT化を進めた理由は、元々契約していた英語教材で英語学習を進めていましたが、教材のカードなどがうまく使えない、「質問されていること」がわからない、と言う問題を解決するためです。
英語教材の使用はできないが、タッチパネルなどの操作には興味があったため、勉強用のタブレットを用意し、英語教材を元にしたコンテンツを作成すれば操作できるのではないかと仮説が立ったため、ICT化を行いました。
用意したもの
①親のPC(元から所持していたSurface)
②iPad 第7世代(3万5千円)
③iPadで使うペン(4千円)
④元から契約していた英語教材
今回用意したものとしては、iPad 第7世代とiPadで使うためのペンになります。ペンは文字を書く用に購入しました。
今回こだわった点としては、2点です。
①5月11日学校の情報環境整備に関する説明会で話されたGIGAスクール構想の「一人一台端末の早期実現」で補助される金額に合わせた端末を用意する
②Apple製端末
①については、文科省の話を聞いて、何か参考になるかもしれないと思い、目的に合わせた性能と金額を意識しました。
②については、Apple Storeに豊富なEducationアプリがあり、自らが作成するコンテンツだけでなく、楽しめると考えられた点と、セキュリティ面(※1)での安全性があったため、Appleにしました。
※1 Apple Storeでアプリを配信するためにはAppleの審査が必要で、目的に沿っていないアプリなど配信できないようになっています。そのため、ウイルス等入りにくいと考えています。
タブレットを使って何をしたか?
①英語教材をタッチで操作できるようにコンテンツ化
スライドアプリで、音声を埋め込み、聞こえた音声に対し、回答を選択するというコンテンツを作成(作ったのは妻、さすが)。
今まで使えなかったペンやカードを使わないでも勉強できるようにしました。
②AppStoreで配信されているアプリでフォロー
AppStoreで、英語教材と同じようなステップ(アルファベットを書くとか、音を聞いて単語を当てるとか)のアプリをダウンロードし、作った英語教材以外でもフォローしました。
③お絵かきもこちらで
英語とは関係ないですが、鉛筆や筆が使えないので、指でお絵かきできるのがよかったようで、お絵かきも行ってます。
結果
作成したコンテンツを通して、「質問されている」を理解したようで、英語の質問に対し答えられるようになりました。
今では、元々使えなかった音声カードや音声ペンを使用して、勉強までできるように成長しました。
タブレットが好きなようで、今では、「お仕事する!」(※2)と自主的にAppStoreで配信されているアプリを通して英語を学ぶようになり、今まで言えなかった単語が言えるようになる、文章で言えるようになる、アルファベットを理解し書けるようになる、といったようなことが成長で見られました。
※2 私が在宅でPCを使っていることもあり、タブレットもお仕事道具だと思っているようです。
コンテンツ作りは大変ということがわかりました。
数分のコンテンツを作るために、1日1時間は必要でした。ここの課題を解決するためには、教員間での繋がりなどを元に、作成したコンテンツを共有し合うような仕組みを作り、助け合いが必要だと思いました。
文字を書くためには紙と鉛筆が良いと思います。
iPadとペンで文字を書く練習させましたが、iPad画面が硬く跳ね返ってきたり、ペンが細くて持ち難かったりと、良い練習とはなりませんでした。
所感
iPadでの学びはとてもよかったと思います。
特に、作成したコンテンツや教育系のアプリを活用することで、パーソナリティに合わせて学びを作れる点は優れていると感じました。
また、ITと紙どちらが優れていると言うことはないと思いました。二項対立になるよりは、それぞれにメリットを生かした形での教育が良いと感じました。
今回できなかったこと
本当は、google driveを使用し、作成したコンテンツをdrive経由で取得しながら学習するスタイルを試したかったのですが、コンテンツをMicrosftで作っていたため、Googleスライドへの変換まで行えなかったので断念しました。
追記
別件で、コンテンツ作成に使う音声ファイルの受渡しなど、iCloudを通して共有したところ、端末関係なしで使いたいファイルが使えることに妻が感心していました。
少しでもクラウドを利用した技術について、理解しただけたらと思います。
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