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0124 行きたい場所とはどこか

お休みに入ってまだ間もない。
まだそわそわ、どきどき、不安の波にもまれて、泣いてみたり寝てみたり、求心を飲んでみたりする。孫悟空の頭のわっかでも被せられているのか、気まぐれに締め付けてくる。

少し休めばできるんじゃないか、また頑張れるんじゃないかと思う自分。
もうだめだ、辞めたい、全然別の場所へ行って、一度自分をリセットしたい自分。
怖くて怖くて、いろいろなことをなかったことにしたい自分。
職場に行ったことを想像し、胸が痛んでくる。
大波小波、翻弄されて一日、疲れ切る。

どうしたいのか、今までどうしてきたのか。
自分は役立たずなのに、何となく勢いでごまかしてきたのだけれど、今がその積み重ねの結果なのか。
ぐるぐる考えて、誰かに大丈夫だと言ってもらいたい、けれど、言われたところで信じない自分もいる。面倒な奴なのである。

多分、「大丈夫」と言ってもらったことを信じられるのは、死ぬときだろう。これは自信がある。
開高健の、ベトナム戦記に出てきた、惜別と同じだ。それなら信じる。

死んだら骨は拾ってやる。だから走れ。
そう言われたのは22年前の今頃だ。

走って走って、倒れた先でのよくやった、が聞きたいのだけれど、今となってはもう手に入らない賛辞。

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