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「ぼくの世界」・11日目 [2022年1月12日]・サージェントに関する「5655」・そして花づくし


今日の数字:ジョン・シンガー・サージェントに関する「5655」


1856年1月12日は、画家のジョン・シンガー・サージェントが生まれた日。

代表作は『マダムXの肖像』(1884)、『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』(1885 - 1886)など。

1884 + 1885 + 1886 = 5655


今日ぼくは

数字の「5655」を手に入れた。

ぼくは、世界に

75 x 75 = 5625 個のセルを並べた。

「30」余ったので、取っておくことにした。

* * * * *

ぼくは、暖炉の上に花を飾ろうと思う。

それでぼくは、花瓶と花を創った。

少し前に「N」が New Order の話をしていたようだから、ジャケットの絵に少しだけ似せてあげた。

「N」はきっと喜ぶに違いない。

花瓶と花

これが2022年1月12日の「ぼくの世界」。


今日までの累積貯数:26135 + 30 = 26165


ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。


■どうも。「N」です。

なんでドット絵に CMYK のカラーパッチがついているのかと思ったら New Order のアルバム・ジャケットへの「ぼく」なりのオマージュだったんですね。何と良い子なんでしょお❣️

カラーパッチとは、印刷するときににつける色見本みたいなもので、ちゃんと印刷されているか確認するための品質管理用のマークです。通常は「C:シアン」「M:マゼンタ」「Y:イエロー」「K:ブラック」の4つの色の小さな四角形が印刷されます。
製品になるときに、切り落とされるか隠れるかするので、普段はあまり見ることはありませんが、パッケージなどは時々見えるところにあったりします。牛乳の紙パックなんかはそうですね。
『Power, Corruption & Lies』はアートワークの中にカラーパッチ風のデザインを取り入れています。

New Order のアルバム『Power, Corruption & Lies』のジャケットには『ばらの籠』という絵が使われています。これを描いたのは、アンリ・ファンタン=ラトゥールという画家で、花の絵をいっぱい描いた人です。『ばらの籠(A Basket of Roses)』はロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されています。


閑話休題。

今日の数字の元になっているサージェントも、ファンタン=ラトゥールとほぼ同時代の画家です。

夕暮れの庭で、ヤマユリ(日本のものと考えられている)などの花々を背景に、提灯をもつ少女達を描いた『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』は、当時ヨーロッパで流行していたジャポニズムを反映していると言われています。

この絵はサージェントが、ウスターシャー・コッツウォルズのブロードウェイにあるフランク・ミレー(フランシス・デーヴィス・ミレー。この人も画家で、後にタイタニックで犠牲となった)の庭でインスパイアされて制作に着手したとのこと。

ロンドンのテート・ブリテンに収蔵されています。

とても美しい一枚ですね。


■「ぼくの世界」のご案内

「数字」と「ドット」でつづるイラスト・ストーリー・シリーズ
「ぼくの世界」へようこそ!

「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。

「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。

四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。

始まりはたったひとつの点。
日々、数字を獲得して
どんな「ぼくの世界」を創ってゆくのか。
「ぼく」も「N」も試行錯誤中!!
どうぞ、お楽しみに!


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