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リモートで24歳の職場メンバーに会社辞めたいと言われた34歳の僕

今日の話が参考になるかも?な、あなた

・ぼちぼち長文。あなたの大切な4分半を使ってみるか。と思えたあなた。(自分で完読時間調べ)

・メンバーとなんだか最近
 あんまり話せてない中間管理職のあなた
・社会人第二新卒的な社会人歴のあなた
・急にリモート推奨な働き方改革のあなた

・24歳後輩に会社辞めたくなってると言われて
・視野狭窄による弊害
・お給料と、その仕事は誰の為の仕事か
・向き合うという事
・10年越しの伝言ゲーム

24歳後輩に会社辞めたくなってると言われて

発端は他部署の後輩から、プロジェクトの相談をうけて、その流れで、ぼそりと。

✳︎後輩のタイプは真面目だが不器用。会話と会話の行間を読んで、意図をすぐに察知できるタイプではない。そんなパーソナル。

・・・・・・

『先輩、最近のリモートの環境もあいまって
ぶっちゃけ辞めたい気持ちになってます。』

ちょまてよ、どうした⁉︎と聞くと、

⇒いろんな先輩とプロジェクト進めてますが、全体感や目的が把握できないまま、タスク切り分けで作業をふられる。

⇒後輩から、ちょっとわからないがいいずらくて、作業を間違った方向性ですすめる。

⇒タスク提出すると、なんでこうなったの?考えてるの?頑張る意思ある?と、先輩から怒られる(本人的には頑張って考えてる)

⇒怒られるが続き、病み気味になる。
視点が、パイセンに怒られないように目立たないようにする事に意識がいき、こんな事で質問したら怒られるのではないか?と委縮して、先輩に電話もかけれないし、誰に相談したらいいかも分からない。ネットで『社会人 2年目 先輩から怒られない』を検索サーフィンしだす。

⇒【リモート化が急に進んだ先輩視点。】
後輩がプロセスで悩んでいる風景が見えないため、成果物の結論だけで話しがち。
会社におけるface2faceが当たり前という価値観で働いてきた身としては、残業=頑張っているのバロメーターの指標…。そんな考えはイマイチ古くて、もちろん諸説あるが、残業してたら少なくとも声はかけるし、問題が小さいうちに会話は起きやすい。
リモートでは意識したコミュニケーションを自発的に取らないと、『なり』では雰囲気は掴めない。

⇒ 【リモート化が急に進んだ後輩視点。】
以前は客先アポに一緒に行った帰りの電車で、
次のmtgまでのタスク整理や、分からないがその場で聞けた。zoomのmtgは打ち合わせ終わったら、うちうちの話が整理できないまま、急に1人になる感覚があって、メールでこれやってと連絡が来て、怒られる事が続いちゃて。。。

⇒家でも一人で、どんどんネガティブな感情になる。何がダメなのか分からなくて辛い。。

✳︎そもそもmtgで議事録とって、次回へのタスク整理と役割分担する習慣があれば、
リモートだろうが直面だろうが関係なくね?というごもっともな意見はあえて!棚にあげさせていただきます。

・視野狭窄による弊害

なんのための仕事か、という話でいうと
視野が狭くなりすぎて、
『先輩に怒られないためにどうするか考えるのが仕事』になってしまってた。。この時点でもはやパイセンとしても猛省。

・お給料と、その仕事は誰の為の仕事か

先輩のために仕事してるんか?
そんな話の延長で、給料って 先輩とか上司とか会社から貰ってるわけじゃなくて、
お客さんからもらっているというお話。

であれば、誰のため?でいうと、
まずは自分のためだよね。があって、
ひいてはクライアントの方を
向いてないといけないよね、と。

自分のサービスがクライアントの。。
ひいてはクライアント先の市場に
どうやったら良い影響を与えられるか
そこを考えてたら、社内の顔色伺ってるのがアホらしく思えてくるよと。

・向き合うという事

話していてわかった事がやっぱりある。
彼にとっての『仕事』は、
先輩から『これやってもらえるかな?』と指示を受けてから、初めて自分の仕事が発生したのだという認識だった。

だから先輩の顔を伺うし、顧客視点がないから資料の精度も、そのままクライアントに提出するには、なかなか難しい出来映えに。

顧客と同じ視点にたつと、
仕事はもらうものではなく、
作るものであるという持論がありつつ、
先輩はそこを明文化出来ていなかったことは自省をこめて。

伝えたつもりだったが、伝わってはいない。
伝えると伝わるは、やっぱり別ものだ。

でも今回、お互い向き合う時間があったから
少しずつ理解は進んだという感触は持てた。

向き合う事を諦めたら、
そこが本当の縁の切れ目なんだろうな、と。
会社も。顧客も。家族も。恋人も。学校も。友人も。社会も。

よく出る話で、最近の若いものは、というあの一節。そんな言葉はいつも世もあって当然で、
育ってきた時代が違うのだから、共通の価値観なんてないところから、こんにちわ!と挨拶をした方がいい。
同年代と笑えるドラゴンボールネタは、
令和入社の彼等にとっては愛想笑いのネタになるだけかもしれない。だって育ってきた時代が違うだ。だから向き合う姿勢が、いつの世もきっと問われるだなと、僕は思っている。

・10年越しの伝言ゲーム

こんな偉そうなnoteを書いているが、
面談中に気づいたことがある。

あれ?
これ、社会人2年目の時の
俺と全く状況じゃない?と。
 
ここから思い出エピソード。。

▶︎後輩が入ってきて

▶︎要らぬ自尊心から、お前先輩になったのに、まだそんな事も知らないの?と言われる事を恐れ、

▶︎どんどん質問できない気持ちになり、分からない事を分からないまま貯めては、先輩に怒られる毎日

▶︎ふと気づくと、『先輩に怒られない事が正義である』という価値観のもとで仕事をしようというマインドになり、つまらなさの極み。
そんな意識だと結局怒られる。

▶︎なるほど!この職場は自分にあってないんだな!辞めよっかな。そんなベクトルが働いていた。

▶︎そんなマインドの中、
当時、めちゃくちゃ怖くて厳しい先輩が、
自分が会社を辞めようと思った事を話した時、
めちゃくちゃ向き合った時間を
作ってくれた記憶がフラッシュバックした。

▶︎自分の仕事にプライドとプロ意識を持って、
顧客の方をまずは向け、と。
仕事を進めて、分からないことに気づいたら、
そこがスタートで、分かるまで考えて、
考えてもそれでも分からなかったら、
自分の意見と意思と下調べを持った上で、
質問をぶつけろ。
そこのフィールドで必死になれと。

そんな話を言われたなと。。

機会がなかったのか、
自分が至らなかったのか、
そんなことが自然と口に出るまで
先輩に話を受けてから
10年スパンかよ。。と思いつつ、
あの日のパイセンに感化された自分は、
24歳の彼にとって、
どんなパイセンに映っただろうか。。。

最後に

面談の後、彼が自主的に書いてきた企画書が、
もはや別人か?と思うぐらい、
本質をとらえた内容になっていた。

面談から僅か4日後の話。

なんだよ!ふざけんなよ!できんじゃん!と、
嬉しい気持ちになれたのは
中間管理職の醍醐味かもしれない。


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