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体癖診断カフェ・リポートvol.22

【4種の世界~この感情は、誰のもの?~】

体癖全種の中でも、感情豊かな世界観を体感、体現しているのが、消化器系の左右型3・4種です。

3種は、瞬間にきまま。4種は、流れに沿って。消化器系の感受性は、胃袋とともにあります。

今回は、ぼくと受講者さまの対話から、4種の共感の世界をご紹介します。感情の微細な波に漂う感じ、伝わるとうれしいですね。では、とうぞ。

【けんけんの体癖講座&カフェ 受講者様 女性】
昨日起こった衝突について、起こった翌日という、まだホヤホヤの感情が残っている間に話せたことが、とてもとてもラッキーでした。

自分の中で、他者の感性を受け止めて変えていきたいところと、誰にも言わずに守りたいものが、何となくですが、見えてきた気がしました。

4種の特徴は、3種と同じく、いくつになっても外見(姿形)も内面(感受性)も子どもの愛らしさがあるのですが、憂いがあるというんですかね。

3種の元気いっぱい!なイメージよりは、大人しく表現も控えめ、ちょっと影がある印象があります。

例えば、原田知世さん、浜辺美波さん、男性だと井上陽水さん、草彅剛さん、等。(ちなみに、最近ご結婚発表の石原さとみさんは、3種かな)

3種の笑顔とは対照的に、いつもほのかに漂う微笑。発声も細く小さかったりする。3種と同じくムードメーカーでも、淡く咲く花の静かな癒し、みたいな存在で、飄々としてつかみどころがないような印象がある。

自分にとって、バランスのとれた体調の時(海の中から出て陸地に上がっている感覚)からみて、自分が今、好調なのか低調なのかを自覚することを、あの会以降、意識してみたのですが、とても良い感じでした。

制御できないイライラとか悲しさとか、そう言ったものが、ちょっとだけ剥がしやすくなる。ガンコな油汚れがちょっとふやける感じです!!(笑)

【途切れることのない感情の波に漂う】
「力強さとか激しさとか太さ」や「白黒ハッキリさせる」とは対照的な存在です。他者との関係性や、その時々の場や環境と私というものの境が、水彩画や水墨画のように、にじんで薄く伸びた先に、つながって見えるような淡さがある。

うすい輪郭と向こう側が透けて観えてしまいそうな、だけれども止めどなく流れ続けている水のせせらぎ、小波の揺らぎみたいな存在感。

自分の好き嫌いを瞬時に表現しては、ペロッと舌を出すような3種の闊達な傾向とは対照的に、自分と他者の、特にネガティブな感情に、境なく行ったり来たりを繰り返す感じがある。その共感性が、癒しのムードメーカーのゆえんです。

そうすると、消化器系の4種は、胃がものを受け付けなくなる。色が細ります。3種は、喜んでは食べ、泣いては食べる。喜怒哀楽、食べて気分を変えていく。胃が丈夫です。

そんな感受性が、4種のあらゆる言動表現の基となります。

昨晩に続けて、すみません。昨日送った感想も本当なのですが、今日はまた違った気持ち(視点)がうまれたので送らせていただきます。

相手の気持ちを乱してしまったときに、それを整えるために身も心も費やす(その時は自覚なし・むしろ好調)のですが、苦手な人に過度に優しくしてしまうこともあります。

結果として、相手の気持ちが整って元気になると「じゃあ私は?」「私のことはぜんぜん理解してもらっていない」「そういえば、あれは嫌だったな…」とか、不満が、ぶわあーーと、でてきてしまって、辛くなってしまうパターンばかり繰り返している…ということです。

ですが誰かを目の前にして、「私のために我慢しろ」とか「考えを改めてください」というのは違うと思います。そうではなく、知っていてほしいだけなのですが、涙がでててしまうので、相手が感じる影響を考えると何も言えない。

でも、言わなくても顔や態度に出てしまう…その態度がまた相手を動かしてしまう…という悪循環だなぁ…と思います。

昨日とは、打って変わって少しネガティブな内容となってしまいました。

【涙するのは必要なカタルシス】
感情を言葉にするって、案外、難しいことです。感じている感情を伝えたいと誠実であればあるほど、言葉を吟味します。そして言葉にしたものの、伝えたい大切な部分は、指の間から、零れて流れて行ってしまう感じがある。

感情に、形や型は、ないですよね。

そんなこんなのさざ波に漂いながら、次から次へと、感情の波は待ってはくれず。「ああ....またこぼれちゃったね」なんて、対外的にはその場の感情を読んでしまいつつ、愛らしくほほえんでいながらも、こころの中で泣き、時には、悪態もついている。穏やかな微笑のなかに、喜怒哀楽がある。

昔の映画好きな人、笠智衆さんとか、観てみてね。

論理性が高く、言語に長けた上下型傾向の人に気持ちを代弁してもらえるととてもすっきりする感じがあります。それは必ずしも問題解決ではなくて、「もやもやする感情を代弁してもらえた」「気持ちをわかってもらえた」「自分自身もこの感情が何なのか知れた」ことへの安堵だったりします。

昨日と今日の上がり下りをみるには面白い気がして、送らせていただきました。文章を書いて送るだけで、少し心がスカッとしました。ありがとうございました。

合わせて読みたい、こちらは同じく左右型の3種の世界観。

【奇数種と偶数種】

最後にぼくの偏った主観を。あなたが、どちらかというとせっかちを自覚するなら、4種的気持ちを理解しようとする場合、相手が気持ちを表現することを「待つ」ということがひとつ、大切やなあと、ぼく自身、自戒しています。

だけれども、あまりにも気持ちを汲み過ぎて、こちらの気持ちを伝えないのも不自然で、かえって相手の不安や不信を招くことになるかも知れません。

そんな時には、きちんと相手に自分の不安な気持ちがあるということを伝えてみると、自分もお相手も、互いの気持ちを少しでも確認できて、すっきりできることがあります。

もうひとつ。ハマるとブラックホールです。ブラックホール入ったことないから知りませんが、未知なんです。感情の時系列がわからない。たぶん、そういった意味では水のようで、芯が無い。風が吹けば揺れるけど、風がなければ揺れないんです。柳のように揺れているんです。それが常です。

人はどうしても存在に意味を求めてしまいがち。変に納得をつけたがる。だけれども、未知は未知ですね。そこがぼくにとっては、最大の魅力だったりします。これからも、探究していきたい。4種の共感は、男性性より女性性を連想させます。男のぼくにとっては、まさに永遠の謎なのです。(笑)

そうそう、男性諸君。当たり前に聞こえるかもしれませんが、4種女性をお食事デートに誘うなら、店内が汚くても出すものは美味い店には、連れて行ってはいけないよ。清潔感を大事にね。(笑)

4種さん同士の関係性やら、偶数種同士の関係性の傾向、はたまた、奇数種と偶数種の関係性のそれらについて、具体的にお話したいところですが、今回はこのあたりで。


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