らいとにんぐ

自転車であちこち行ってみたりしての記事を書いてみようかと思っています。

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最近の記事

kaidan 5夜目

夢の女 いつの頃からですかねぇ。。この夢を見だしたのは。 毎日見るわけではないんですが、この夢を見た時は 目覚めたとき忘れていないんですよ。細部に至るまで。 元来自分は見た夢を覚えているというのは少ないんですが。 それなのに、この夢だけは違う。 それは、ある特徴があるからなんですけどね。 夢の大筋はこうです。 朝、眠い目をこすりながら洗面所に向かい歯磨をはじめる。 なんてことはない、誰でもやってる朝の風景です。 口に含んだ水を飛ばさないように、下を向いて水を吐き出し 正面

    • kaidan 4夜目

      ここ数年、自転車でツーリングをする事にはまり、輪行という手段を使って遠出をする事が多くなったんです。 これは、恐怖譚というよりは不思議な話なのかも知れません。 前日、修善寺から好天の中西伊豆スカイラインを走って天城峠を抜け、河津温泉にて宿を取り旅の疲れを癒してのリスタートからの話です。 東伊豆から南伊豆へ抜けるルートを、前日とは打って変わった曇天の中を走り、下田のとある神社へ詣でました。 伊豆急下田駅に近い下田富士の山頂にある神社です。 ※京極夏彦氏の小説に出てきた神社です。

      • Kaidan 3夜目

        今回のは、単なる経験談です。 まぁ、怪異には違いないのですが...。 以前住んでいたのは、いわゆる戸建の借家でした。 変わった作りをしていて、2階に2部屋あるんですが、廊下がないので、必ず1部屋をまたいでいかなければなりません。 当時、家族4人で暮らしていて、2階の一番奥の部屋は私が使っておりました。 そして、階段の上がり口の部屋は妹が使用しており、この部屋を通らなければ自分の部屋に入ることができません。 まったく不便なつくりでした。 ちょうど、大学受

        • kaidan 2夜目

          ユニットバスの向こう その頃住んでいた横浜のマンションは、そこそこ古いマンションだった。 ビジネス使用が1/3くらいの割である複合的な形態だったかな。 ユニットバス自体は、建物の築年よりも最近のもので有ることは、賃貸契約をする前に内見をしているので印象として残っていたし、実際に前に入っていた人は事務所として使っていたという不動産屋の説明があったので、何と無く納得するところだった。 一人暮らしも長くなると、気兼ねなく入浴中に音楽を聴くこともできる。 引越す時にも、有る程度音

          Kaidan

          それは、夜半に横浜の平沼橋を西口方面から桜木町方面へ渡っている時のことである。 橋の両側には自転車昇降用のエレベーターがあり、その横に階段が付いている。 音は橋の上のその降り口にいる時から聞こえていた。 着メロではなく携帯電話の呼び出し音。 しかし、階段を下まで降りても、その音の主は見当たらなかった。 それでも依然と呼出し音は響いている。 そこの階段を降り切ったところは、かつては踏切だった場所である。 音はその踏切だった方向から聞こえてくる。 だが・・・・ その