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驚きのインド映画ーバジュランギおじさんと小さな迷子

ゴールデンウィークが明け、気候も心もどんよりしがちな今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私はお休み中、映画を見てきました。
「バジュランギおじさんと小さな迷子」というインド映画です。
この映画、作られたのは2019年と昔なのですが、評判がよく、再上映となったようです。

私は前情報を持たずに、誘われるまま見に行ったので、観賞前はいわゆる普通のインド映画だと思っていました。
「勧善懲悪」「わかりやすい」「民族衣装を着た人たちが歌って踊る」「豪華絢爛」
そんなイメージです。
ところが…この映画は私の想像とはちょっと違い、ときどき歌って踊るものの、インドが抱えているいろいろな問題に真正面から向き合いつつも、最後には涙するような感動大作でした。
とてもいい映画で、ネタバレはしませんが、インド映画界の懐の大きさを感じさせられます。
私はいたって凡人なので、ひねった内容で観客を深く考えさせ、その結果「うーん、いい映画」といわせるような映画は、ちょっと疲れます。
そして妙齢のため、あまり単純明快過ぎても「世の中そんなご都合主義なわけないよ」と心の中で一刀両断してしまいます。
ひねくれ者ですね…。
その点、この作品はバランスがとてもよくて、単純ではないインドが持っている問題を、あまり詳しくない私などにもわかりやすく提示して、そして最後はハッピーな気分にしてくれます。
一昔前の、何も考えずに楽しい気分にさせてくれるインド映画もよいのですが、こういう、じわじわと内面からこれからの自分の糧にできる映画は、ゴールデンウィーク明けのどんよりした気分を前向きにしてくれます。

もし機会があればどうぞご覧になってくださいませ。

※追記です。
調べたところ、この映画は日本での公開は2019年でしたが、2015年制作の映画のようです。
「バジュランギおじさんと小さな迷子」で検索してストーリーはそちらからご覧くださいませ。(私は上手に説明できないので…)

#映画感想文

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