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ティーンエイジポップとは何か?

人がポピュラー音楽を聴き始めるのは大体10代だ。それより前はアニソンだったり、「およげたい焼きくん」のような子供番組の挿入歌だったり、はやりのアイドルを聴いていた。10代になると我々の世代ではちょっと背伸びしてワム!とかを聴いた。

10代が好んで聴く音楽をティーンエイジポップというのだろう。私の世代にとってはまさしくワム!のようなキャッチーでキラキラしているような音楽だ。今では絶対聴かないが、当時は聴いた。

ではティーンエイジミュージックとはいつぐらいから始まったのだろうか?ということだ。つまり10代の若者がけっこう音楽を消費するぞということがレコード業界に知れ渡った時代と言える。ほぼ間違いなく50年代のアメリカだと思う。

ワムもエルヴィスも曲調は似ているし、何だったらエルヴィスとジョージマイケルの雰囲気も同じような感じだ。サウンドプロデュースが変わっただけだ。ティーンエイジがどうすれば熱狂するかをマーケティングした結果、同じになってしまったのだろう。

では50年代以前はティーンエイジポップは存在していなかったのだろうか?という問題になる。エルヴィスより前のポップアイコンと言えばシナトラだ。

こういった50年代より前の古い映像を見るとをそれほどティーンへの媚びた感じの音楽はそれほど作られていなかったのではないかと思う。しかもシナトラのアルバムは今聴いてもかなり渋い。初めて聴いたときはあまりの渋さにびっくりしたものだ。しかもオケの音楽も凝っていてロマン派のクラシックを思わせる。子供の聴く音楽ではない。この時代の作品はボブディランもかなり評価している。

つまりポップスを始めは大人が楽しんていたが、子供の方がより楽しむと分かったときに子供向けの音楽嗜好になるよう曲調も変化していったということだ。そして現在にいたる。この推理で正しいだろうか。
そして今私はアラフィフなのでティーンエイジポップは聴かないし、聴けない。

おしマイケル。

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