見出し画像

ギブソンのレスポールは重い

私はちょこっとギターを弾く。なので金回りの良いときは何本もギターを購入して悦に浸った。特にヤフオクを覚えてからは比較的安価に手に入ることもあってよく買った。でも今はただただ邪魔なだけなので概ね処分してしまった。ギターは機材ではなく練習だということも身にしみて分かった。

なので当然、ギブソンのレスポールも持っていた。ちゃんとしたUSA製だった。スタンダードとうやつだ。一番驚くのは重さだった。ズッシリくる。5キロ近いのではないかな。分かりやすく言うと漬物石に紐を付けて肩からぶら下げている感じだ。ジミーペイジを見ていると痛々しく感じてしまうのは私だけではないだろう。

エレキギターは多少の金属部品はあるが概ね木材で出来ている。レスポールはマホガニーという高級家具かなんかに使われている木材だ。金持ちなんかは家具を全部オールマホにしているだろう。とにかくごつくてネックもぶっとい。とにかく重い仕様になっている。

私のレスポールは鳴りは良好だったし、弦高調整も良かったけど、重いので持ち運びは大変だった。さらには持ち運び用のケースの痛みが早かった。ソフトケースなんてすぐに破ける。このギターは絶対おかしいと疑念を抱き始めた。

ところで軽いレスポールも出ている。当然考えられるのが薄くするということである。実際今も薄いレスポールは売られている。でもそうすると見た目と魅力は半減する。ギブソンはレスポールJrとかSGとか元々薄くて軽いギターも作っているのでわざわざ薄くするのも意味がない。

あと厚さはそのままにして内部をくり抜くという方法もあるらしい。くりぬきの話はオフィシャルだけど外からは見えないだけに完全なインチキだとは思わないが何だかおかしいと思う。

あと変わり種のレスポールとしてES335のようにFホールを付けて中空にしてしまうものがあった。見た目からしてレスポールではない。中国産のいんちきレスポールみたいだ。だったら335を買うよという話になってしまうだろう。

それと高くなればなるほど軽くなるという説と逆に重くなるという説の相反する両方の説があったのも疑問だった。つまり鳴りの良いマホガニー材は軽いという説と重いという説だ。何だかわからないがスイカを買うときにとりあえずたたく人がいるけど同じ原理だと思う。

結局私が取った手段としては1万円で知り合いに売った。10万弱で買ったものを1万で売る。まあ人生なんてそんなもんだ。さっぱりして良かった。なので屈強な若者はじゃんじゃんレスポールを買った方がいいと思う。

おしマイケル。

この記事が参加している募集

#はじめて買ったCD

3,418件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?