ティッシュを買うためだけに30分歩いた。

毎日投稿１１日目。

今日僕は、箱ティッシュを買うためだけに片道30分の道のりを歩いた。

ティッシュの売り切れが続出していたわけでもない。
車や自転車が故障していたわけでもない。
ウォーキングがしたかったわけでもない。

行こうと思えば車で5分もあれば行ける。
なんならAmazonで注文もできる。

それなのに、わざわざ。

生活の当たり前を見直したかった。

身の回りには「便利」が溢れかえっている。

車や家電をはじめ、ネットショッピングを利用すれば寝転んだまま買い物ができる。知らずしらずのうちに便利を当たり前として過ごしている。

僕は、それを壊してみたかった。

昔は、車もテレビも洗濯機もなかった。
現代人から見れば面倒臭いこと極まりないことでも、当時の人にとっては「当たり前」だったはずだ。当時の当たり前を体感することで、何かが見えるのかもしれないと思った。

実際、歩いてみるとおもしろかった。

近所の知らない景色をじっくり見ることができたし、途中からは「ティッシュのためだけに1時間かけるなんて自分はアホだ」なんて笑えてきた。道行く人はただのウォーキングマンとしか見えていなかっただろう。

時短や効率化が正義とされてるような今の潮流にあえて抗うことでしか見えない景色が確かにそこにあった。うまく言葉にして表現できないが、現代人にこそ大事なもののような気がした。

今度はどんな「当たり前」を壊してみようか。

ちょっとだけワクワクしている僕がいる。

あなたも、当たり前を壊して観ませんか？

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