友達のバンドと羽田圭介さんの『黒冷水』を見ました

こんにちは。

一日が始まっては終わっていく。その時間の長さがどんどん短くなっていくじゃんと文句をずっと言っていました。しかし、何かをしようと予定を立てて、それを目標に毎日過ごすようにしたら、意外と時間があることを知りました。

時間があるように見えて、実は自分が自分に課している課題がとても少ないことにも気づきました。課題をやりきるのにかかった時間が1時間くらいだった時、今までの自分がそれをやりきるのに一日かけたり、一日かけてできなかったりしていたことの異常さを思いました。

課題が少なかった時期もそろそろ終わりが近づいてきました。就職活動、卒業論文、授業の課題、たくさんのミッションが僕には増えてきました。今まで、掃除や洗濯すら一日かけて出来なかった僕はそういうたぐいのものが本当に期限以内にできるのだろうかと不安に思いながら、今日も本を読んでいます。

先日、友達のバンドのライブに行きました。その前日、僕は大きなフェスイベントに参加しました。蒲郡のほうでやっていたフェスです。好きなバンドやアーティストがたくさん出ていてとてもかっこいいなと思いました。月並みな感想ですが本当にそれだけ思いました。

次の日に行った地下のライブハウスでのライブには僕の知っているアーティストは全くでなかったし、普段聞かないような音楽をたくさん聴きました。いろんなバンドの人がMCをしていました。それを見てなんだか頭が痛くなりました。前日に行ったフェスよりも冷静に何を言っているか考えて、その中身がなかったこととかを考えてばかりいました。言っていることがダサいとか、何を言っているのか分からないとかそういう理由ではないような気がしました。多分、有名なアーティストだってそういうことを言うことがあると思います。しかし、それは、その気持ちは前日のフェスでは全く感じないような気持だったと思います。それが知らないアーティストだからとか、簡単に言われてしまうとそうなのかなと思います。あの気持ちは何だったのかなと思いました。いちいち、何を言っていたのか分析してそれについて考えて、?と自分の頭で問いかける。そういう、絶対にいじってやるんだというような目で見てしまっていたのでしょうか。もしそうなのだとしたら、それは、誰かが何かを頑張っている姿を心のどこかで、嫉妬して、馬鹿にしてやろうという気持ちがあったからなのかもしれないです。一番、ダサいなと思いました。そういうことばかり考えてしまう自分が嫌で、途中でライブハウスを出て本を読みました。さくらももこのエッセイ。車内でくすくす笑っているうちに、さっきまでのじめじめしていてネバっとしたような気持ちの悪い感情はなくなりました。そういう経験を通して、改めて自分が嫌だなと思いました。

羽田啓介の黒冷水を読みました。兄弟げんかの話。僕にも妹がいるので、なんかわからんけどムカつく的な描写はすごくよくわかりました。一挙手一投足がなぜか気に障って、むかついてしまう。そんなどこにでもあるような兄弟喧嘩には恐ろしい一面もあるのかもしれないなと思いました。よく考えてみると、それこそ、本当に腹が立った時に、実は互いに別に何も危害を与えるようなことをしていないのに、そういう状態になることがあります。それはとても恐ろしいことなのではないでしょうか。兄弟はけんかして当たり前だとか、どこにでもあるような意見には、なんだか言葉では説明できないような人間の本能とか動物的な狂気が潜んでいるのではないのかなと思いました。

情緒がぐちゃぐちゃになって疲れました。お疲れさまでした。

友達のバンドはめちゃくちゃかっこよかったし、すごいなと思った。演奏しているときより機材を片付けているときに特にかっこいいなと思った。それはなんでなのか、全くわからないです。

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