素晴らしい香り

皆さん、こんにちは。
皆さんはどうお過ごしでしょうか。
私はパーマをかけてからというもの、毎日楽しく過ごすことができています。パーマをかけたことによって髪の毛をセットするという時間がかなり短縮されるようになりました。僕はどう頑張っても、昼過ぎに行動を開始することになってしまうので、1日を無駄にしないために髪の毛をセットする時間が、短縮されるのは非常に都合がよいのです。もう少し早く準備すればいいじゃん。なんて言葉をかけてあげてください。
ところで、前回も言ったようにパーマというのは非常にもろいもので、かけてから48時間はシャンプーをしてはいけないというように大きな制約がつきものです。つまり、パーマとはHunter×Hunter の念能力に似たようなものなのです。クラピカのチェーンジェイル(束縛する中指の鎖)はとてつもなく強力な能力ですが、その能力が幻影旅団にしか使えないように、パーマはとてつもなく強力な効用を僕の生活に与えてくれますが、ケアを丁寧にしなければいけないという制約があるのです。
パーマをかけてから、48時間はすでに経過して、シャンプーが解禁されましたが、これであとは自由という訳にはいかないのがパーマというものです。パーマは乾くと効果が薄まるらしく、常に保湿されている状態のが、好ましいそうです。そのため、お風呂上りにそのまま、ドライヤーで乾かすのはかなりナンセンスなのです。ドライヤーで乾かす前には、なるべくヘアオイルをつけるのがいいらしいです。ヘアオイルというものの存在すら知らなかった僕は、急いで、ある程度、お洒落なパーマをかけている人に連絡しておすすめのヘアオイルを教えてもらうことにしました。パーマをかけている人は周りには3人いたのですが、そのうち1人は大学を留年していて、もう1人は家がめちゃくちゃ汚くて、一度だけ泊まりに行ったときに、あまりの汚さに失礼は承知のうえ、「ここってゴキブリとかでない?」と聞いたら、「2年で2回しか出てない」といわれて、それなら安心だということで、その家に置かれているクッションに腰を掛けた瞬間にミニゴキブリ(ミニブ)が飛び出してきた奴なので、消去法的に残りの一人に聞きました。
その一人は、かなりヘアオイルに詳しくて、おすすめのヘアオイルを紹介してくれました。ミルボンというメーカーのやつでした。早速買おうとAmazonで見てみると、2400円でした。高い!!!パーマに8000円程度かかって、それの維持に2400円かかるなんて。僕はパーマをなめていました。全部で10400円。結構いい服が買える値段です。しかし、僕はあまり服を買わないのでヘアオイルを買うことにしました。僕があまり服を買わなくてよかったな。髪の毛には感謝してほしいです。
頼んだ次の日には届き、Amazonやるな.....。と思いました。早速、お風呂上りにそのヘアオイルを使うことにしました。根元や地肌にはあまり使わないほうがいいらしいです。手に取るとかなりギトギトしていて、中学生の時に友達とふざけて、顔に油性マーカーで落書きしまくったときに、水ではなかなか落ちなかった時に、油性ということは油なら落ちるんじゃないかと思って、サラダ油を顔中に塗りたくったときの、手の感覚を思い出しました。あの頃の僕は、将来に大きな希望を抱いていたな。毎日、野球をしていたあの頃の僕へ。今では、僕はヘアオイルをつけられるようになりました。毎日、ブラックコーヒーも飲みます。ピーマンも大好きです。
一通り、なじませてドライヤーで乾かすと、なんということでしょうか。とてつもなくいい香りが、お風呂場に広がりました。言葉で表現するのはとても難しいですが、いい香りなんですよ。信じてほしいです。また、その髪の毛の手ざわりなのですが、なんとサラサラなことか。今までの僕の髪の毛は多分本当にぱさぱさだったのだなと思い、ごめんね、髪の毛。と思いました。
2400円という高く思えた値段に納得せざるを得ないほど、素晴らしいパフォーマンスを発揮したこのヘアオイルはすごいなと思いました。サッカー日本代表で名門リヴァプールでプレーする南野選手も、高い期待に応えるのにはとてつもないプレッシャーや不安があるだろうと思いますが、そんな時はこのミルボンのヘアオイルを思い出して、このヘアオイルのように頑張ろうと自分を奮い立たせてみてはいかがでしょうか。そうすれば、いい結果が待っていると思います。
購入した時は、こんなの毎日使ったら、超もったいないじゃん。もったいないばあさん案件だね。と思っていましたが、実は今では朝と晩で1日2回使ってしまう日があるほど気に入っているのです。この調子ではすぐにでもなくなりそうなので、なるべく我慢して使うようにします。でも今日の夜と明日の朝は使います。

メインテーマはここで終わったので、映画を見に行ってエンドロールを観ずに帰るよーっていう人は、ここで見るのをやめても大丈夫です。

エンドロールですが、就職ということで、スーツを買いに行きました。スーツといえば、青山やAOKIという人がいるかもしれませんが、僕はスーツといえば、「TAKA:Q」ということで、TAKA:Qに行きました。大学に入学するときに、一着、スーツを買ってもらいましたが、その時に買ったのは、冠婚葬祭に参加することができるように黒いスーツでした。「もうそろそろおじいちゃんが危ないから、これにしな」といわれてそれを買いましたが、そんなひどいことを言わないでよと思ったのを覚えています。今回は自由にデザインを選べるということで、まずはグレーのスーツを試着しました。グレーのスーツを選んだ理由は、「宮本から君へ」というドラマと映画が好きで、主人公の宮本がグレーのスーツを着ていたからです。しかし、着てから気づいたのですが、宮本は全く仕事もできないし、モテてもいないので、あまり宮本に合わせるのは良くないだろと思いました。映画「宮本から君へ」で宮本が喧嘩するシーンで相手の金玉をつぶすシーンがあるんですが、そういうのも思い出すと痛くなるので、泣く泣くグレーのスーツを着るのはあきらめました。というか、スーツというものはなんであんなにも、ぴちぴちで動きにくい物ばかりなのでしょうか。働くにあたって一番大事なのは動きやすさでしょうが。と思いながら、スーツを探していると、店員の人に「どのようなスーツをお探しでしょうか」といわれたので、いきなりのことに戸惑い、「運動しやすい奴です。」と、ほかの人からすると、そんな奴はスーツ屋ではなくて、ヒマラヤとかDEPOに行けよと思われてしまうことを言ってしまいました。しかし、店員さんは驚いた様子を見せないで、あるスーツを紹介してくれました。
それは紺色で薄くチェックの入ったぴちぴちでないスーツでした。着てみると、その着心地の良さに驚きました。これがパジャマでといわれても、悪くないと思う着心地でした。どうせ僕は仕事ができないので会社に泊まり込むことが多いと思うので、寝心地が良さそうなのもいいと思いました。スーツなのに、なぜこんなに動きやすいのかと不思議に思っていると、店員さんが、「このスーツは下のウエストの部分がゴムになっているので、動きやすいんですよ。」と教えてくれました。ウエストがゴムなら動きやすいということで、即買いすることにしました。満足して帰る途中、ミスタードーナツに行き、チョコのドーナツを食べているときに、よく考えたら、あんまりウエストがゴムのスーツをはいている社会人いないだろと思いました。これからは、スーツにゴムがついているのがばれないようにする必要があるなと思いました。
ウエストのゴムは恥ずかしいですが、完璧なスーツだったので早く着るのが楽しみです。しかし、働くのは楽しみではないので、これが心理学で学んだハリネズミのジレンマかと思いました。

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