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アルコールとは ーアルコールにまつわる小知識ー
飲み会が多い季節。ふと、俗にアルコールといわれるものがメタノールなのかエタノールなのかはたまたアセトアルデヒドなのか思い出すことができなかったので戒めのメモとして。
・俗にアルコール(以下太字でアルコール)といわれるものは炭素数2のアルコールであるエタノールのこと。(化学の授業で習った炭化水素に水酸基がついたアルコール類とは区別されるもの)
・エタノールが体内に入るとアセトアルデヒドに変わり、そして酢酸となって分解される。
・アセトアルデヒドが体内にたまることによってと頭痛やおう吐をもよおす。
・アルコールチェッカーは呼気中のエタノールを測定するもの。
以下はアルコールトレビア
・戦後流通した「カストリ酒」とは炭素数1のアルコールであるメタノールを混ぜた酒。体内でホルムアルデヒドやギ酸に変わり、失明したり命を落としたりした。
・アルコールは古くから知られているものだが、蒸留によってアルコールを「精製」したのは現在アルコールに厳しいイスラム圏の錬金術師。故にアルコールの語源はアラビア語の精製物。
・アルコールはテンションを上げるものではなく、ダウナー系に作用するものらしい。
意外にも思えるが、エタノールは興奮性の物質ではなく、いわゆる「ダウナー系」の薬物に属する。酒を飲むと人が変わるという人がいるが、あれは興奮して人格が変わっているのではなく、ふだん見せないでいる本性を隠しおおせる力が弱り、本来の姿が見えてしまうためだ。「酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ」(立川談志)という言葉は、まさに酔いという現象の本質を突いているわけだ。
まだまだ面白い話が書いてある参考文献というかネタボン。