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高遠そばを食べに行ってきた

高遠そばを食べに高遠まで行ってきました。

そもそも高遠そばとは何か。特徴としては辛み大根のおろし汁に焼き味噌を溶かして食べるもの。江戸時代、高遠でそのように食べられていたそばを高遠藩主保科正之が会津に転封した際、会津にもちこんだ。その後福島で「高遠そば」として親しまれていたものが平成になって高遠町が逆輸入したとのこと。(現在通常使われるそばつゆは江戸時代は高価なもので、大根と味噌は比較的手に入りやすかったものだったらしい。)

おろし汁につける辛み大根と焼き味噌(とねぎ)
ピンボケになってしまった

通常、薬味として辛み大根と焼き味噌がついてくる。そんなに辛くならないならないだろうと思って、調子に乗って大根と思って加え続けると辛くなりすぎる。そうなったときには焼き味噌を加えることで、甘みがまし辛みが緩和される。

大根のおろし汁

紹介している写真は「高遠そば 華留運ケルン」さんのもの。 華留運さんのそばは薬味を加える前におろし汁にそばをちょっと浸すくらいで食べてみてほしい。そばの香りが口のなかで広がる感じがわかると思う。できれば、そばは玄挽きや入野谷在来を頼んでみるとより香りが楽しめる。塩だけで食べるのもおいしい。伊那谷では東北信でよく見る二八よりも玄挽きのような田舎そばを目にすることが多い。高遠そばは田舎そばの方が合っているようにも思う。

さて、もうちょっとでこちらは桜の季節。先日から高遠城址公園でさくら祭りが開催されています。足を伸ばして城址公園に行って現在の桜の状況を確認してきました。

26日の桜の状況

今のところ公園内の桜は早いもので五分咲きだけれど、もう一週間もすれば満開になる見込みだそうです。桜の名所だけに見えられる方も多いと思いますが、城址公園の桜を見に来るにあわせて、付近のそば屋で高遠そばを試して欲しいと思います。

※参考 昨年の高遠城址公園の桜

ライトアップされた桜雲橋

今年はどのような桜が咲くでしょうか?