SWITCHインタビュー 「UA×中島岳志 EP2」
今週のSWITCHインタビュー 「UA×中島岳志 EP2」以前紹介したものの続編。前回と聞き手をSWITCHさせて、歌手のUAさんが政治学者の中島岳志さんをインタビュー。
おもしろかったので、気になったことをメモに
中島さん。バラエティーが好き。UAさんのことを知ったのはHEYHEYHEYでダウンタウンの追っかけをしてたというトーク。UAさんもそれを事実と言っていた。
無名の人達が長い間紡いできた経験値とか良識を中で生きている。われわれはそこからはみ出すことがなかなかに出来ない。だけど、時代とともに世界は変わらなかればならない。その時代を変えていく人々の行為を「永遠の微調整」という。
我々は遠い過去から連綿の続く歴史の中で生きている。死者を背負って民主主義をやっているといっていた。おそらく、中島さんにとって政治というのは宗教とつながっているのだと感じる一言。
チャウシェスクの死に際し、自分の熱狂がチャウシェスクを殺したと言う感覚をもちおう吐感があったという。安倍氏が襲撃されたとき、同様のことをかつての友人がツイッターで吐露していた。感性の鋭かった友人だった。このような思いを持つ物なのか。
僕たちは人から受け取るのではなく、もう世界から多くの物を受け取っているとうことに気づくことが「利他」的に生きるコツ
「利他」の方法。他人の人生に「沿うこと」が重要で、相手に沿いながらその人のポテンシャルが引き出されたときにとても重要な瞬間が訪れる。例えば、それは「のど自慢」で出だしテンポがずれているご高齢の方をバックミュージシャンがうまくチューニングして、サビでその人らしい表現が出来たときに会場が沸くようなもの。中島さんはそんなのど自慢のバックミュージシャンのような生き方を目指しているという。
中島さんがわかりやすくお話しされていたのと、UAさんが中島さんの話に誠実に寄り添っていた姿が印象的だった。中島さんの言葉はそんなUAさんの姿勢によって共鳴して生まれたものかもしれない。