背伸びしない、等身大の私を生きる。
私ごとで恐縮だが、また一つ歳をとった。
お誕生日が嬉しい、ワクワクする!という年頃をとっくに過ぎてしまったし、
自分がこの年齢であることに全くしっくりこないのだけれど。
*
昔よりは生きやすくなった、と思う。
狭い学校という世界に閉じ込められて、私は周りの目を気にし過ぎて、なるべく存在を消していたように思う。
社会に出て、嫌な人とも一緒にいなければならないことも勿論あるけれど、それでも距離の置き方、自分の身の振り方は学校にいた時よりもだいぶやりやすくなった。
人それぞれ違うということを、もっと当たり前のこととして考えてもいいんだと思えるようになった。
そして、こちらのnoteにも書いたように、
子どもを産み、育て、また違うステージに自分が立っているような気がしていたけれど、
結局は今までの自分の人生をなぞり、同じ場所をぐるぐると螺旋階段のようにいろんな角度から見て、
今まで抱えてきた自分の思い込みや価値観と和解していく日々なのだと気づいた。
自分はどう繕っても自分でしかないし、それ以上に見せたって仕方がないし、そんなに自分というものを型に押し込めたり、存在を消すように、周りに合わせなくていい。
私という存在のそのものを、大きく見せることも、小さく閉じ込めることなく、生きてゆきたい。
いろんなところが段々と衰えてきたり、機能が低下してきたり、張りがなくなってきたり、シワシワになってきたりしても(...と書くほどまだそこまで老いてはいないけれど)、
それが今の自分なのだから、それを隠さずに逆に生かして生きていきたい。
今を大切に生きてゆくことをまず一番に考えたい。
そんなことを思った誕生日であった。
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