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焙煎の基礎【vol.11】

さぁ今回もやっていきましょう!

コーヒーを知る上で避けては通れない【焙煎】

焙煎は未だ未解明な点があるほど奥深いですが
今回は焙煎の基礎を学んでいきます。

豆の焙煎度は苦味と酸味を左右する大きな指標

焙煎度合いとは?  
☞豆をどれだけ加熱したかでの程度を表す言葉です。

その加熱度合いの指標の名称を日本では大きく4つの言い方があります。
『❶浅煎り』『❷中煎り』『❸中深煎り』『❹深煎り』と呼び方をします。
極端な言い方をすれば❶⇨❹につれて豆が焦げていきます。

さらにそれらを細分化して8段階に分かれます。
▪️浅煎り部類
 ①ライトロースト:最も浅い焙煎度合い。
豆の個性が最も引き出され、スペシャリティー珈琲店では多く使われている焙煎度合いです。
しかし豆自体のクオリティーが高い豆でないと、不完全の状態になりがちです。クオリティーが高い豆だからこそ最も試し甲斐のある焙煎度合いとも言えます。

 ②シナモンロースト:香りが立ち始め、苦味はほとんど感じない。
良質な酸味を持つことが出来、しっかりと特徴を感じれる焙煎度合い。

▪️中煎り部類
 ①ミディアムロースト:栗色とコーヒーの香り。ライトな口当たり。
口当たりが軽く、滑らかな味わいがあります。
豆の個性を考慮して焙煎する必要があります。

 ②ハイロースト: バランスNo. 1
酸味、苦味、カラメル化による甘味も少しずつ感じられるバランスが良い
焙煎度合いです。

▪️中深煎り部類
 ①シティロースト: 日本人好みの焙煎度合い。酸味は抑え気味になり、コクが感じるようになる。
 ②フルシティーロースト:同じく日本人好みの焙煎度合い。
 

▪️深煎り部類
 ①フレンチロースト: 黒っぽい茶色で表面に油分がにじんでツヤがある。 苦味が強調され、クリームやミルクと相性が良い。

 ②イタリアンロースト: 最も深い焙煎度合い。
苦味が強く、焦げた香りも加わる。 
品質が劣るコーヒー豆はこのイタリアンローストにしているところがあります。

↓この写真は中煎りです。

↓こちらが中深煎りです

↓こちらが❹深煎りのイタリアンローストです。
これ以上は苦いだけではなく、エグさも感じるので私の中ではこの焙煎が最も深い焙煎と考えています。

〝1種類のコーヒー豆が8つ焙煎度合いでそれぞれ売られている〟
事はありません。

コーヒー豆は、『浅煎りで特徴を持つ豆』『深煎りで特徴を持つ豆』と魅力を発揮する個性があります。

プロのロースターはそれぞれの個性を踏まえ、適正な焙煎度を選択します。

あるものは浅煎りのみ、あるものは中深煎り、深煎りのみ。とお店ごとにこだわりがあり最高の状態でコーヒーが飲めているわけです。

用語まとめ

❶浅煎り ライト、シナモンロースト
❷中煎り ミディアム、ハイロースト
❸中深煎り シティー、フルシティーロースト
❹深煎り フレンチ、イタリアンロースト

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