珈琲と人間社会
タイトルが抽象すぎてぱっと見では何を伝えたいかわからないですね。
珈琲と関わってきて、私はタイトルのようなことを思っています。
私なりですが綴っていきます。
珈琲を2つに分ける
珈琲といってもさまざまな産地のものや、焙煎度合いがあり、分け方は色々とできますが、ここでは『シングルオリジンコーヒー、ブレンドコーヒー』の2つに分けます。
シングルオリジンコーヒーとは?
産地や農園でかなり味や見た目に違いが出てくるので、個性的な味わいという表現がよくされているように思います。
ブレンドコーヒーとは?
よく喫茶店とかで、「ブレンド1つ!!」って頼んでる方が居ますよね。そのコーヒーです。笑
2種類以上のコーヒーを混ぜ合わせたコーヒーで、組み合わせも味も無限大♾️
焙煎士もしくはブレンダーの腕の見せどころです!
2つに分けた珈琲を人間と比較
シングルオリジンコーヒーは、上記でも書いた通り個性的で、産地の特徴をダイレクトに感じ、楽しめるコーヒーです。
例えば、グレープフルーツのような弾ける爽やかな酸味や、ナッツのような香ばしさ、花のようなフローラルな味わい。などなど。
それぞれの個性が尊重され、認められ、提供側、飲み手に受け入れられます。
最近では、個性的であればあるほど面白い、美味しいといった意見もあるようです。
人間も個性的な方って、
こだわりがあったり。
独自の世界観がある。
奇抜な発想や創造をする。
周囲に流されない。
といったような、自分をしっかりと持った、クリエイティブな方が多いと思います。
上記のような個性的な方には憧れますね。
反対にブレンドコーヒーは、2種類以上のコーヒー豆を混ぜ合わせたコーヒーです。ただただ混ぜ合わせただけでは、美味しいブレンドコーヒーはできません。
昔ながらの黄金比があるように、『バランスの取れた味わいか?』という点がかなり考慮されます。
『バランスの取れた味わいか?』という点が、『調和が取れてるか?』ということで、人間社会で言うと、【協調性があるか?】ということに言い換えれると思います。
ブレンドは、人間でいう集団行動、集団社会。
どれか1つのコーヒー豆が主張し過ぎると味のバランスが崩れてしまいます。
なんだか人間社会によく似ていると思いませんか?
結論はないです!笑
ここまで語っておいてあれですが、結論はもともとありません。
しかし、人間も珈琲も大変だなぁとは常々思っています。
個性が強くて活躍していれば、もっと大きなステージへって応援されたり、認められたりします。個性があって、自分の意見も持って主体的な方が好まれることもあると思います。しかし、集団という大きな組織に属した途端、個性が否定される場面がしばしば見受けられます。空気を読む、協調性のある行動を、と求められることが多くなります。
こういったことが珈琲にもよく当てはまって、人間社会と同じだなと私は思っています。何が正解で、何が不正解か。さらに解決策は見出せません。
いち焙煎士として、いい珈琲を、美味しい珈琲をお客様にお届けすることが使命なので、個性を尊重させたブレンドコーヒーを無理に作って売ろうとも思いません。美味しいブレンドコーヒーを美味しい召し上がっていただくのが、全てにおいて幸せなことですからね😊
美味しいコーヒー達を私が認めて、個性を引き出して、魅力が伝わる表現と焙煎をして、コーヒーにとっての幸せな一生をプレゼントしたいと思います。
もしよければ、コーヒー豆もどうぞ🫘👇
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