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借金(頼まれたほう)と信頼について             ~とある知人おじさんの話~

昔、面白くてアカデミックな話やスピリチュアルな話題も楽しく交わせる、とある男性(おじさま)と一時期交流があった。
(ちなみにTVにも出てたような人)

ある日その人に、お金を貸してと頼まれた。どういういきさつだったかは覚えていないが、
「10か20(単位:万)、それ以下だと意味がない、死に金になる」
とかおっしゃる(そんなの知らないけど‥)。
で当時、その人をそれなりに信頼していたので貸した。
借りる時、「返す時は2割増しにする」と言っていたし。

でもその後、合意していた期限(紙に直筆で書いてくれてた)になっても連絡なし。びっくりした。連絡ないんだね。
しばらくして一応こちらから連絡した。10万はそれなりのお金だ(当時の私にとって諦めるには痛いと思うくらいの)。
すると多分しぶしぶ、連絡がきて、しぶしぶ、返してくれた。

ちなみに封筒の中身は2割増しの12ではなく、10だった。

人って時々信頼を損なう振る舞いをするよね。
いや、そういう人が世の中には一定数いる、ということだろうけど。

なんの担保もなく借用書も交わさずに貸した私も悪い&甘かったであろう。うん。
けど、とりあえずその時、一度その人を信じてみたわけ。
そんな私に感謝するどころか、ゼロ(普通に返す)どころかマイナスにする(音沙汰なし)って。
それ、自分にも損だろうに。

その後、何か仕事ありませんかとメールがきた。
(今も昔も私はけっこう人脈が広いタイプなのであてにされたのかも)
正直、よく連絡してこられるなとは思う。一度自分で信頼を破壊しているのにね。
そもそもそういう人に、仕事、あっても紹介する気になれない。

‥ほら、こうなるから信頼はメンテした方がいいのよ。
もったいないなぁと今は思う。(その人にとっては)
その人は、私からもらえるあらゆるチャンス(仕事、お金、人脈などのご縁)を今後受け取ることも享受することもないわけだ。
‥そしてきっとその人は、私以外にもそういう不義理みたいなことをしているんだろう。
だから、さして仲良くもない私にまでお金を借りようとしたんだろう。信頼を損なって人が周りにいなくなったから。

その人を、気の毒に思わなくもなかった(そういう性格なのでつい)。
でもやはり私にとってはその人を再び信頼しようという気はまったく起きないので、メールもスルーしておいた。
もったいないなぁ(再)

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