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自分らしい人生は意外性で 出来あがっていく

東京に出てきて、23年が経つ。上京した時は、23年も東京にいるとは思わなかった。憧れの東京で5年くらい働いたら、田舎に戻って、実家で結婚して、のんびり暮らすのだろうと思っていた。

今の仕事に着いたのは、17年前。上京して5年ほど職を転々として、今の仕事に落ち着いた。それも、両親と同じ技術者としての仕事。

子供の頃、自営業だった両親の、大変そうだった背中を見ながら、この仕事だけは絶対にやっちゃいけない…と、固く違っていた仕事なのに。今はそれなりに楽しく、充実している。

今の仕事を始めて少しした頃に、憧れの踊りを初めてみた。完全に身体を適度に動かすだけの、週1回の習い事。

十数年経ったいま、踊るということは私にとって第二の仕事になりつつあり、月に1回〜数回は舞台に立つようになった。(今はコロナで舞台には立てないけれど。)

振り返ってみれば、この23年間。わたしは田舎にいた頃には、全く予期しなかった人生を送っていることに気がついた。

いま、自分の生活の核になっているものは、すべて絶対にこうしよう!と思って強く心で描いてきたものではない。

気がついたら、こうなっていたもの。人生ってわからないものだ。ふと思って、やってみたものが、今こうして私の中の軸としてイキイキと根付いている。

いろんな事があっても、柔軟に上手に受け止めながら、日々を過ごす事で自分の人生を紡いでいけるのだと思う。

この先さらに、何か意外な事が自分のもとに来たとしても、ある時はゆるりと乗っかったり、ある時は引き返したり、ある時は足踏みしながら、これから起こることにワクワクしつつ、日々をコツコツと生きていきたい。


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