初めまして、ブラインドライターズです

マガジンをご覧いただき、ありがとうございます。

合同会社ブラインドライターズの代表、和久井香菜子と申します。

ブラインドライターズは、視覚障害者をメインに、車いすユーザー、高次脳機能障害といったスタッフで構成されています。

主な業務は〝文字起こし”です。
文字起こしとは、取材や講演などの音源をクライアントからいただき、それをタイピングして文字化する作業です。反訳、テープ起こしとも言います。

スタッフ達は日々グループでディスカッションをし、どう起こしたらクライアントに喜んでもらえるか、誤字のない原稿が上げられるかを試行錯誤しています。

みんな非常に熱心にこの仕事に取り組んでいて、責任感もとても強いです。「文字起こしのアルバイト」ではなく、「プロの文字起こし集団」だと自負しています。

しかしときにはご依頼の少ない月もあります。体調を崩してしまうなどして作業ができないと、収入減に直結します。

クライアントからいただいた金額のうち、できる限りをスタッフに分配しているため、ブラインドライターズ自体も、余裕のある企業ではありません。

また「ブラインドライターズを応援したいけれど、依頼できるような仕事がない」という御意見もいただいています。

そこでこのマガジンを立ち上げました。
ここで、ブラインドライターズのスタッフたちによるコラムを掲載していきます。

普段、文字起こしの作業では影のサポーターに徹しているスタッフですが、ここで思いの丈を書いてもらおうと思います。

普段、自分はどんな生活をしているのか、どんな病気で、どんな症状なのか。どんな工夫をして生活しているのか。何が不便なのか。

代表の和久井は、編集・ライターとして25年ほど活動をしています。書いてもらったコラムは、読み物として成り立つように校正をします。
執筆を担当するスタッフには「表現力」の訓練にもなるでしょう。それはこの先、社会人として生活する上できっと役に立つことと思います。

売上の50%を執筆したライターに、20%を合同会社ブラインドライターズの運営費に、そして残りの30%を、視覚障害者団体へ寄付いたします。
寄付先が決定いたしましたら、改めてご案内いたします。

ほんの少し、わたしたちの自立へ向けて、応援をしてください。

どうぞよろしくお願いいたします。




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