ひなちゃん二度目の七夕

　今回の記事は、我々家族の備忘録である。
七夕の願い事なんて、その時はどんなに切実でも、1年も経てば忘れてしまうものだ。それならば、今の全力のひなちゃんと我々の想いを、ここに残しておこうと思ったのだ。
　いつかひなちゃんが大きくなった時、1歳の七夕にママとパパはこんな願い事してたんだって！なんて、笑いながら話せる日が来るといいなと思う。

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　ひなちゃんが通う保育園では、七夕の笹に短冊を二つ飾れることになっている。ひなちゃんの願い事と、我々親の願い事だ。
それを聞いた時、ひなちゃんの願い事はすぐに浮かんだ。
　前回の記事で、ひなちゃんのアンパンマン愛についてママが書いていたが、ひなちゃんの願い事はずばり
「アンパンマンに会えますように」
だ。
話し合うまでもなくママと意見が一致した。
　問題は我々親の願い事だ。
「一億円当たりますようにとかはだめかな」
というママに
「それでアンパンマングッズを大量に買うならありなんじゃない」
などという身もふたもない会話をしながらも、最終的には
「ひなちゃんが元気に大きくなってくれますように」
に落ち着いた。
　短冊に願い事を書く際、ただでさえ保育園のスタッフの方に代筆をしてもらわないといけないのに、一億円なんて言ったら人間性を疑われかねないではないか。
ともあれベタな願い事だなあとは思ったが、親としてはやはりそれが最も素朴で真剣な願い事なのかもしれない。
　ちょうど2年前の今日は、東京のホテルで過ごしていた。まだひなちゃんが生まれる前、親としての最初の大切な準備をしに行ったからだ。
その時の願い事を、当時書いた記事を見て思い出した。
「自分で幸せをつかめる強い子になりますように。」
嬉しいことにその願いはかなっていると言えるだろう。最近では意思が強すぎて
「ちょっとは抑えてくれんかいな…」
と言いたくなることばかりだが、それを願った2年前の自分に胸を張って報告したいと思う。
「ひなちゃんはしっかり幸せをつかめる強い子に成長してるよ！」
と。