チムニーと女の子......。 - チムニーとお空 -



bleu_oui 








「 チムニーとお空 」



朝陽が 昇る前に

チムニー から やって来る



明日は、どの チムニーから 出て来るのかな

女の子は ワクワクしながら

眠りにつくのでした。


あの一番背が高いチムニーかしら?

それとも、真ん中の?

ううん、チョコレイト色の あのチムニーかな?!


早く ベッドに入らないと

ママン がチェックにやって来るから


時計の針、長い針が 12のところに 来るまでに

「 髪を乾かしたら、明日のお着替えを用意してね。」

ママンとのお約束  (あと、どれくらい?......)


もう 瞼が 閉じそうなくらい

眠くて 眠くて 仕方のない女の子


眼鏡を外したら 眠ってしまいそう、
だから 眼鏡はこのままね。



ああ、もう早く 髪を乾かしてっ!! 



大きなバスタオル

少しだけ 湿り気を残しながらも 

女の子は 枕を抱いて ベッドに入るのでした。



朝陽が 昇る前に

チムニー から やって来る



どのチムニーかしら?......

Zzz... zz...





2020年8月17日 21:27




#創作大賞2023 #

この記事が参加している募集

#私の作品紹介

97,942件

ご覧になって下さりありがとうございます。今後とも どうぞよろしくお願いいたします。